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精神科医「自殺した不登校児の75%は再登校していた」
不登校の子どもをサポートする精神科医・松本俊彦先生は、不登校の場合、その先に連なる「過剰適応」のほうが深刻な問題と言います。

「もう少し頑張ってみれば」は子どもを絶望させる
我が子が「学校に行きたくない」と言ったときに、「そっか。じゃあ休んでいいよ」と迷わず返せる親は、けっして多くないでしょう。

「学校は行くもんだ!」と強引に送り出したり、「どうして行きたくないの?」と理由を無理に話させようとしたり……。あるいは、「不登校」の状態が続いている子どもをどうにか学校に戻そうと、なだめたりすかしたり脅したり……。

もちろん、どれも「我が子のためを思って」のこと。しかし、不登校の子どもたちをさまざまな形で支援し続けている精神科医の松本俊彦先生は、「学校に行きたくないと言っている子どもを無理に行かせても、いいことは何もありません」と断言します。

「若年層の自殺について調べたこところ、かなり高い比率で不登校を経験していました。そこは予想の範囲内だったんですが、驚いたのが自殺を選んでしまった不登校経験者のうち、約75%の子どもが再登校していたんです」

親が強引に通わせたのか、子どもが親の期待に応えようとして無理をしたのか、再登校のきっかけはわかりません。はっきりしているのは、再登校したことによって結果的に最悪の選択を招いたケースが多いということ。


不登校だった我が子がふたたび学校に通い始めたら、親は「これでもう安心」とホッとします。しかし、じつは望まない再登校で子どもの心は限界を迎えているかもしれません。
出典:https://cocreco.kodansha.co.jp/cocreco/general/study/hutoukou/3LtCL
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反応&感想

ななしさん@発達中
大事なことおっしゃってる



ななしさん@発達中
(本分引用)

松本先生は「子どもの心には自然治癒力がある」と強調します。しかし、無理に学校に行かせようとしたり、学校に行かないことを責めたりするなど、親の言動が子どもの心にさらなるダメージを与えてしまうケースは少なくありません。
ななしさん@発達中
“『休みたい』と口に出したときは、かなり追い詰められている状態です” 〜中略〜
“忘れてはならないのは、子どもは生き方の選択肢のイメージが非常に狭く、限られているということ。
小学校4年生ぐらいまでは家庭が世界のすべてだし、高校1年生ぐらいまでは学校が世界のすべてなんですよね”
ななしさん@発達中
記事を最後まで読むと大事なことがたくさん書いてある。
再登校は解決じゃなくて世間への過剰適応。
子がSOSを出してきた時はチャンスであり、頼ってくれたことに感謝すべきで、親はおかしな呪縛に囚われて子を追い込んではいけない。
ななしさん@発達中
行きたくないと言わせない・玄関で泣いても引き剥がして外に放り出し閉め出す親の下で育った私は就職してほどなく双極性障害と重度のプロセス依存症になった。

親に言うのは本当に勇気が要る、明確な煩いの種に思うから。
助けを求めた窮鳥を殺さないで。
ななしさん@発達中
不登校において「登校」を目的としているのは親なんですよね。
子供のためではない。
でもビジネスだとお金を出すのは親だから”子供のため”が置いていかれてしまう
不登校援助とは「登校」をせかす親の”不安”を軽減して真に”子供のため”の方向を模索するお仕事なんです
最初から「再登校」ありきではない
ななしさん@発達中
子が不登校のケースは親も追い詰められているので、その辺りのフォローもされているとええのう。
ななしさん@発達中
>親の側も、我慢が大事という思い込みや世間体といったものに『過剰適応』しているのかもしれません

大人の自殺率もこのあたり、関係ありそう
ななしさん@発達中
記事中に、「『もう少し頑張ってみれば』は子どもを絶望させる」とある。

大人の過労死(鬱になっての自死含む)も、身内による「もう少し頑張ってみれば?」という言葉がそれを引き起こす可能性はあるよね。
ななしさん@発達中
大事な事が書いてあるというのは分かるんだけど、この書き方というか…『自殺した75%が再登校していた』という事実から『再登校したことによって結果的に最悪の選択を招いた』と繋げるのは、ちょっと違うんじゃないかな。

ななしさん@発達中
元々、本人無視で再登校させるべきではないという話だったのが、一部で再登校させる親はとにかく酷いって言い方になってるので、やや危惧しています。
ななしさん@発達中
最大目標は何なのか?
再登校できる事?
それとも子どもが健やかに成長する事?
ななしさん@発達中
<『当然行くべき場所』から外れた瞬間に世界からはじき出された、世界に自分の居場所はないと考えてしまう。

だから、学校を休んでもいいよということと同時に、他にもたくさん選択肢はあるよ、苦しい場所で無理に頑張らなくても人生は終わりじゃないよ、ということを伝えていきたいですね>松本俊彦
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