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赤城乳業のガリガリ君、日本緩和医療学会から感謝状「病人にとってあまりにも食べやすい」
最期の食事に選ばれる「ガリガリ君」

寝たきりで、飲み込む力もなくて、人工的に点滴だけしてるような患者さんがいらっしゃったんですけれど、「何でもいいから食べさせてくれ」と、すごく強いご希望をその患者さん仰られたんですね。
ただ、もう何かちょっと口にすると、すぐ肺炎を起こしてしまうような、いわゆる「誤嚥による肺炎」ってやつですね、を起こしてしまうような方で。
一般的には病院だと、そういった方にはご飯は絶対食べさせちゃ駄目という患者さんだったんですが、じゃあ「ガリガリ君」だったらどうかなっていう風にその方のご家族に提案して、ひとかけら口に含んでもらったんですね。

その時の患者さんの笑顔が本当にとびきりの笑顔で、すごい美味しいと喜んでくれたんですよ。
私「緩和ケア」を専門にしているんですが、いわゆる「終末期の現場で、ガリガリ君は神のような存在だと。患者さんにとって救いの神だ」とツイートしたらですね、とても反響が大きくて。

(中略)実は、3年ほど前、先ほどの医師の廣橋さんも所属する「日本緩和医療学会」が、「ガリガリ君」を表彰し、「緩和ケアを受ける患者さんの、生活の質の維持向上に多大な貢献をされた」と感謝状を授与しました。

今では、はじめから一口サイズに砕いてあるガリガリ君を開発して欲しいという声も上がっているそうですが、赤城乳業にこの話をぶつけると、「現状そのような製品を発売する予定はないが、今後検討していきたい」ということでした。
出典:https://www.tbsradio.jp/articles/64827/
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反応&感想

ああ、胃がんだった桐島聡が最後に倒れた時ガリガリ君を欲しがったのは、そういうことだったのか。
だから桐島容疑者?はガリガリ君を買いに行こうとしてたのか。
終末期の人々の心に希望と安らぎを与えるガリガリ君が素晴らしい
ガリガリ君すごい! 悪阻で苦しんでいた時も救われました🥺
コロナに罹患して味覚障害になったとき、ガリガリ君の梨味だけは味がわかったんだよね
少し前にガリガリ君の給食用ミニカップが食べやすさだけじゃなく、1個食べれた満足感を得られて、緩和ケア医療者がずっと求めていたと話題になってましたね
知り合いのおじさんも、入院していよいよ死にそうになったときに、何が食べたいか聞いたらガリガリ君って言ってた。
その時は「ガリガリ君が好きなんだな」と思ってたけど、終末期に食べやすい食べ物だったんだな・・・
末期ガン患者では無いけど、度々食欲がない状態になる私はクーリッシュやゼリーしか入らない時がいっぱいある。
inゼリーとクーリッシュの会社も含め、アイスを作っている会社には感謝だよ。
あれが無いともっと早く点滴が必要になってる。
生涯贅沢してきた父が肝癌になって余命宣告された後も贅沢してたけど、徐々に食欲失くなってチョコモナカジャンボとガリガリ君をメインに食べるようになり、終末期にはガリガリ君一択で大層旨そうに食べてたなと久々に思い出した。そうか、父だけじゃなかったんだな。赤城乳業さんお世話になりました。
うちのお父さんも末期のすい臓がんで衰弱して骨と皮しかないほど痩せた時、アイスだけ辛うじては食べていた。そしていつも「ガリガリ君が食べたい」と言ったので、ファミリーパックのガリガリ君を常備していた。もうほとんど何も口にできない父親の、最後の甘味だったと思う。
癌で亡くなった夫
入院中 確かにガリガリ君買ってきてと言われてすごい食べてたな
最後の食事はガリガリ君かもしれない
あぁ、甘いもの好きな父もそうでした。
固形物を受付けなくなってからも、口にあててあげると溶けていくのを嬉しそうに少しづつ飲み込んでた。
いい話だ。

こうやって見ると挑戦的なフレイバー戦略も違うものに見えてくるなあ。
これ、ポスト内容もそうなんだけど、返信を見ると

「うちの婆ちゃんも最期に食べてた」
「うちの父も。美味しそうだった」
「うちも」

みたいなリポストが並んでて、闘病している本人だけじゃなくてそれを支える家族にも救いになってたんだなぁって思えて感慨深い。
良いもん見た。
「あめゆじゅ とてちて けんじゃ」

宮澤賢治が「永訣の朝」に書いた通りなのだな。
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