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ADHDの「正義感受性の強さ」に関する研究が話題。
非社会的な外観の背後にある優しい本性: ADHD と正義感受性

ADHDは反社会的行動と大きく関連しているが、そのような人はしばしば顕著な正義感受性の高さを示すと言われている。

この仮定を調べるために、著者らはADHDと健常対照者を比較した。

・方法
社会正義に関連する意思決定を調査するために、実験的ゲームを用いた。
質問紙を用いて、正義感受性の4つの次元(観察者、利益者、加害者、被害者の感受性)を測定した。

・結果
ADHDの参加者は、対照群よりも観察者感受性の値と利益者感受性の値が高かった。
加害者感受性には差がなかった。
質問紙調査の結果、不注意サブタイプは、すべての次元において、多動性/衝動性サブタイプおよび複合サブタイプ、対照群よりも高い正義感度を示した。

・結論
この結果から、ADHDの人、特に不注意サブタイプにおいて、正義感受性の高さが実際に顕著であることが確認された。顕著な正義感感受性は、適切な社会的行動を推測するための対処戦略である可能性が示唆される。
出典:https://journals-sagepub-com.translate.goog/doi/10.1177/1087054712466914
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反応&感想

ななしさん@発達中
ADHD
→世の中のタブーに切り込みがち
ななしさん@発達中
これはよくあると思う。
発達障害のお子さん、正義感強いから、見知らぬ人にも間違ってたら言うし、友だちが何かすると必要以上に責めてしまうし、怒り出しちゃう。
衝動的になりやすい。
ななしさん@発達中
これは臨床感覚でも本当にそう。
彼らは権力(先生やクラスの多数派)に向かっていくから問題視もされやすい。
上から押さえつけようとする力に敏感で、衝動的に闘ってしまう。
ななしさん@発達中
わかる。
起業家や研究者にも社会システムの不具合を見過ごせず、強い怒りとフラストレーションで破壊的に合理的状態に持っていこうとする。
正義感が弱い人が新たな技術を持っても「まあ反発する人がいるからやめておこう」となる。
ななしさん@発達中
ソース見て正義感をどう定義しカウントしているかワタシには分かりづらかった。
まあしかし、今は発達障害と自称したり、診断受けたりする人が多いが、
理不尽を見逃せない人がそんなにいるのなら、もっと世の中良くなっているのでは?
ななしさん@発達中
正義感というか
「筋が通ってないことが嫌・理解できない」
「フェアでないことが嫌い」
という考え方がある人は多いと思う。

ただ、それが正義感なのかは不明。
ななしさん@発達中
正義感が強いんじゃなくて
内面化した規範と現実の齟齬を受け入れられないだけですよ
ななしさん@発達中
そこはよく分かる

「服従」というのも後天的に学ぶ社会性の一つなんですけど、
健常者がある程度の年齢で行き着く「適当に騙されながら生きていく」というライフスタイルに、
どうしてもゾワゾワする生理的な嫌悪感が伴ってしまう人は多いと思う。
ななしさん@発達中
今でも忘れない。小学2年生の時、通知表に
「正義感が強すぎて、他の子供達から煙たがられている」
と書いてあった。

煙たがられるという言葉の意味が分からず、
母に聞き、その意味を知ってショックを受けたのを覚えている。
ななしさん@発達中
ASDを併発してると、正義感はある癖に『社会的正義の誰も教えてくれない部分』を学習できないまま育って、周囲から『融通の効かない自己中』のレッテルを貼られることが多々ある。

この特性が学校、役所、公務員、昔ながらの日本企業と死ぬほど相性が悪い。
出る杭になってるつもりなく叩かれ続ける。
ななしさん@発達中
しかもADHDの子は自分ではできてない癖に人のことは言いたがる。
ひとまず立ち止まって落ち着いて自分を振り返ったり発言内容を熟考するということができないので口から出ちゃう。
ADHDだから失敗は多いのにも関わらず。全員じゃないけどありがち。
ななしさん@発達中
アメリカの良い大学でソーシャルアクティビズムが激しい理由がまるっとわかっちゃったじゃん。(ADHD率もASD率も高い)
ななしさん@発達中
これどっちかというとASDの特徴のような気がするんだけどADHDもというのはちょっと意外。

あえて言うと、

今まで理不尽な目に遭うことが多かった(自分の主観で)から、
せめて法を守って正しいことをしている時は誰にも怒られずに静かに暮らせる世界であって欲しい、
みたいな公正世界願望はある。
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