エッセイスト・岸田奈美さん、障害者支援施設産のクッキーに驚愕『こんなに買っても1000円以下』 → なぜそんなに安いのか?その秘密が…

【障害者が作るクッキーが最高にやばい】

ちょっと信じられないクッキーの話をします。

食材の値上げが、エグすぎる。

節約につぐ節約で、図太い心も痩せ細り、家にいると暖房代も高いので、わたしより良い毛並みのダルメシアンの散歩を横目に見ながら、商店街をさまよっておりましたところ。

『手作りバタークッキー 10枚入り 190円』

いったん通り過ぎ、
しばし考え、
後ずさりして戻った。

やっす!!!!!!!!!!

F-5AQYGbgAAYY6o

※長いので省略して引用(全文はTwitterにて)
スポンサーリンク
※京都・ハートプラザKYOTO

「ハートプラザKYOTO」は、京都府内の障害者事業所で作られた様々な「ほっとはあと製品」の紹介・販売を行う常設店舗です。 店内には、京都ならではの手作りの品々や食べ物、生活に欠かせない日用品、ここにしかないユニークな雑貨など、季節に合わせて多数取り揃えています。
ところで。 障害者が作るクッキーって、大丈夫なん?

と、思っちゃう人へ。

障害者なら誰でもクッキーを作れるわけじゃないのだ。
まじめで、身の回りを清潔にできて、体力があって、細かい仕事を続けられる、選ばれし者たちだけが作れる。

クッキーエリートの世界!!!!!!!


うちの弟は食べもの作るのが苦手なので、ボンドで木工の穴埋めする仕事してるよ。

出典:https://twitter.com/namikishida/status/1724391664985542759

反応&感想

コレほんまにガチガチに皆さん衛生基準とか守りまくって作ってるガチエリートクッキーメイカーの人達の作品なので見かけたら買って食って欲しい

原価割れしてるけど売れる=明日への活力になってるから販売元も原価割れしてても売れて欲しいはず ワイは病院で買える時全力で買ってた(純粋に美味いから)
調理場に入る人は、病原菌の検査も毎月してるんやで。
コロナ流行る前から徹底されていることなのです。(経験者)
市のイベントや地域の祭りなんかで作業所クッキー等売ってる時がありますが、本当に美味しいし安いし…逆に安すぎて申し訳なくなる時あります😂
社内でこういうクッキー売ってるんだけど、先月ぐらいに買った人が1枚くれて、一口食った途端に「え?」ってなった。
すぐに立ち上がってくれた人に「これちょっと凄くないですか?」って言ったほど。

朝から食いたくなったので今日も買いに行こうっと
私は、職場で施設の食パンを買ってます!
食パン二つくらいの大きさで、400円後半、焼き立てが配達される。
いい匂いすぎて、ずっと袋かかえてシンナーみたいにパンの匂い吸ってるし、職場でコソッとちぎって味見しちゃうから、きっちりした四角のまま持って帰れたためしがない!絶対オススメ!
この長いポスト、障碍者の方が作ってるクッキーやお菓子の話。おいしそう。
もっと正当な価格で売ってもいいと思うな。

去年、仙台に行ったときに、「ぽっけの森」という障碍者の方たちが作るお菓子を頂きました。
どれもとても美味しいんだよ。
今年も仙台にいくから、きっと買うよ。

美談では終わらない「補助金クッキー」の闇

障害者が安くて品質が高くて美味しいクッキーを販売。
この手の美談は超危険だと思っています。

品質に見合わない低価格で販売するということは、その皺寄せがどこかに来ています。

美味しいクッキーを作れるならば誰が作るとか関係ないし、
正しい金額で売った方が世の中のためになると私は考えます。
コレは消費者としてはありがたい話

だけど行政による一種の民業圧迫

行政からの助成金と人件費がべらぼうに安いことによりこの値段が実現可能

とは言え、値段を上げて、営利目的にすると、助成金がもらえなくなるので福祉作業所はこのままで居ざるを得ない

ホンマに難しい問題と感じます
私がお菓子屋さんやってて、近所にこんな価格破壊クッキーが売られ始めたら、泣きながら店を閉めることになっただろうな。
公正な競争ならまだしも、補助金と低賃金が相手だと勝ちようがない。
物事を多面的に考えるべき。これをそのまま美談として受け取るのは危険なことだ。
このツイ自体は認知向上になるとは思うが、
今行われている

「障害あるから賃金安くてよい(要するに自立支援の阻害、家族の負担増がある)という環境を変えようという機運」

を阻害するツイだとも思う。
障害がある人で障害基礎年金があったとしても月収が10万のひとが文化的な生活、自立できるか。
作業所の商品の良いところをPRしてくれるのはありがたいが、


障害者は時給200円でも大丈夫、障害年金月6万で暮らせてます。
のんびりゆる〜っと国も認めるこの制度で障害者はイキイキハッピー、
経済力より居場所大事!安いクッキー食べてね!


みたいに言われているようで複雑です。
これちょい誤りある気がする。

B型就労って確か、補助金は利用者の賃金に回せなかった気がする。
純粋に生産活動収支からしか工賃が出ないから、良い原料を使いやすく売るってことは単純に利用者さんの労働力を度外視してるだけなんじゃないかな。

「高くても買うからもっと値段上げて」が正解か?
就労支援施設の商品、クオリティで勝負できるなら素直に値上げすべきなんですよね。
現状は税金で価格ダンピングしているだけ。
平均賃金が月1万で、4万円くらいが儲かってる方に入る障害者作業所の問題、異様だとは思う。
この安さはほぼ無賃労働なのよね…
(障害ある人の自立や親が亡くなったあとも生活できる環境かといえばそうではないんよね)
ほんとは作業所のクッキーも適正な値段にして、利用者の工賃を上げないといけないんだよ。
価値に見合ったお値段で売らないといけないの。

かわいそうな障害者が頑張って作ったから買ってあげるんじゃなくって、美味しそうだから買う、へー作業所のなんだねくらいが理想なの。
福祉作業所が作るお菓子やパンなどの良さが広まって「売れば売るほど赤字」は脱して欲しい。
適正価格で売れるようになって工賃を上げて欲しい。
ななしさん@発達中
そー言えば、最近驚いたのは、ある人気の雑貨屋さん。

よくよく話を聴くと、障害者の方々が作ったモノを売ってるんだけど、全然それを売りにしてないという…。

つまり表向きはフツーの雑貨屋。
お客さんもフツーに商品が好きで買う。
価格もフツー。

なんか、いいなぁと思った。
時代は進んでる。
スポンサーリンク

\他サイト様最新記事/
\新刊ランキング/