「作り手の尊敬できない部分を知ってしまうともうその作品に触れることが難しくなってしまう」
最近若い人に「道徳的に許せないことをした作り手の作品を見れなくなってしまう」と相談される。別に見なくてもいいのだが、彼らにとって「作品を見ることはそれを賞賛すること」になっている問題もありそう。文化系の人たちでも作品と距離をとって批判的・批評的に見るという習慣がない。
— ジロウ (@jiro6663) June 10, 2023
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聖書や経典のようにしか作品を見れないというか。見た以上は受け入れなくちゃいけないと思うというか。だから作り手は清廉潔白で尊敬に値する人でないと困るし、作り手の尊敬できない部分を知ってしまうともうその作品に触れることが難しくなってしまう。
— ジロウ (@jiro6663) June 10, 2023
道徳的には軽蔑すべき人間の作品を見てそこに病を発見する……みたいな(ふた昔前くらいならごく当たり前に行われていた)古典的文化系な鑑賞の仕方はそもそも何が楽しいのか理解できない様子。「なんでそんなの見るんですか?」と問われて「人間への好奇心だよ」と言ってもいまいち伝わらない。
— ジロウ (@jiro6663) June 10, 2023
そもそも「好奇心」自体がもう「反抗」とかと同じく流行遅れな感覚なんだよな。好奇心って情報への飢えだし、好きとか嫌いとか尊敬するとか軽蔑するとかよりも、対象と距離をとった感覚であり、対象と距離を取ること自体が「無責任」とか「非道徳的」とそしられる時代だし。
— ジロウ (@jiro6663) June 10, 2023
反応&感想
SNSの時代に入り、これまでになく作者が道徳的に正しくあらねばならない、という圧を感じます。個人的には、すぐれた作品には主人公を食うくらいの悪役が必要であり、そのためにも作者たるものとんでもない悪徳を持ってなくちゃいけないと思ってますが。
「作品と人格は別の物」なんて詭弁だと思う。他人を傷つけておきながら素知らぬ顔をして、いまだ文化人面をしている西原理恵子や園子温の作品なんて見る気にもならない。創作という「感情」が生み出したものについて、感情を留保して目を向けるなんて不可能。
映画研究とかやってて批評的に見たいなら知らんけど、娯楽として見るのに作り手がヤバいって知ってしまうと楽しめなくなっちゃうって普通にあるんじゃないかな…
社会問題への関心の高まりによってそういう感情を持つ人もいるだろうし、そういう倫理観を《彼らにとって「作品を見ることはそれを賞賛すること」になっている問題もありそう》などという世代論で切り捨てることこそ消費者が社会問題と向き合うことを阻害するものではないか。
これ閲覧=作り手への利益や収益に直結する構造になったから、っていうのもありそう
見るだけで利益が発生するならそれは実質的に応援してる事になっちゃうからなあ 許せない事をした(≒応援したくない)相手にお金落としたくないって思うのは割と普通の感覚だと思うし
見るだけで利益が発生するならそれは実質的に応援してる事になっちゃうからなあ 許せない事をした(≒応援したくない)相手にお金落としたくないって思うのは割と普通の感覚だと思うし
昔と比べて今は「売れ行きが落ちた商品は即、売場から姿を消す」という動きがより激しくなっていて、創作物もその例外ではないので
買うことやビューカウントを増やすことが「投票」に近い類の行為になった気がします。
これが“作品を見ることはそれを賞賛すること”という風潮ができた一因かも。
買うことやビューカウントを増やすことが「投票」に近い類の行為になった気がします。
これが“作品を見ることはそれを賞賛すること”という風潮ができた一因かも。
今の時代、好奇心や人間観察的な意図でPVを伸ばすこと自体が、相手に割とダイレクトに糧を与える行為と直結してる面もあると思う。
お触り厳禁はネット社会の鉄則。
お触り厳禁はネット社会の鉄則。
批判的に見るのも肯定的に受け入れて見るのも、「コンテンツにお金を払った」時点で100%肯定したことになってしまうわけだから「どう見るか」に意味はないんだよね。お金を払って消費した事実だけが数値として価値化されていくんだから。
見ること=賞賛することになってる問題とあるけど、非道徳的な感覚を持った作り手の作品を単なる娯楽として楽しめなくなるから見ることすら出来ないってことではないかな。
若い人だけの感覚ではないし、誰かを傷付ける可能性のあるメディアって知ってしまった以上、心の底から楽しめなくなる。
若い人だけの感覚ではないし、誰かを傷付ける可能性のあるメディアって知ってしまった以上、心の底から楽しめなくなる。
> ふと、これも「タイパ志向」の一種なのかなと思ったりしました。
自分を構築するためにそういう作り手の作品を摂取しようとすると非道徳的箇所を自分で洗い出して除去しなくてはならなくて、それなら他を当たろうみたいな。
自分を構築するためにそういう作り手の作品を摂取しようとすると非道徳的箇所を自分で洗い出して除去しなくてはならなくて、それなら他を当たろうみたいな。
ほとんど無限に作品がある中から、「何を選んで見ているか」がそのまま自分のアイデンティティになっちゃう(周りからもそう見られる)ようなところがあるのかもなぁと思った。
私は尺度がその時々で変わる物差しを使ってる、と思ってる。この人のこの行動や言動は共感できないけど、作品は良いし好きだと思う時と、作品は好きだけどそれ以上にこの人の持つ思想や言動がどうにも意識から外せないのでムリだと思う時がある。自分という受け手はそれくらい無責任で勝手
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別にあっていいと思うぞ
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傑作と言われるような作品には、痛みをわかった上であえて考慮しないような冷酷さドライさがあるね
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犯罪は大丈夫でも不倫だけは絶対許せないという人はよく見る
おふとん
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ただネットが無かったからクずかどうかが分からなかっただけで
逆に好きになってからクずと分かっても別に仕方ないかとは今も昔も思うもんじゃ無いの?
おふとん
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普通の人は作者が気に入らないから見ないとか、嫌いな役者が出てるから見ないとか、それでも見て面白かったりやっぱりつまらなかったりしてる人が大半でしょ
おふとん
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おふとん
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そういう事例を多く見てくれば作者の人間性が作品の評価になってくるのも仕方ないんじゃない?
おふとん
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例外作ると殴りにくくなっちゃうもんね
おふとん
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おふとん
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お母さん何時も言っているでしょっっ!
だいたい凄い作品を残す人はみんな変な人なの。
燃え上がるようなメロディとエッジの効いた
サウンドを奏でるあのギタリスト。
魂を塗り込めるような荒々しい筆使いのあの画家。
人の内面をえぐる様な文章で共感を呼び起こさせる
あの文豪。み~んな変な人、普通に生きれない人。
あ、ほとんど変人は無脳だとかいう陰湿な突っ込み
は結構ですよ?スレタイと関係ないし。
おふとん
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自分は気分で使い捨てのようにコンテンツを扱うのに、その使い捨てるものに最上級の礼儀を求めるとか片腹どころか両腹痛いww
年寄り全員を引っ括めて「コンビニ店員に高級ホテル並みのサービスを求める老○イ」と罵しるくせに、自分はいち人間に仏陀のような神聖を求めるんだから笑い過ぎて体中が痛いwww
おふとん
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作品は良いけど作者が駄目だから受け付けないって事?
全然理解出来ないんだけど、頭の中で分けて考えられない人が多いのか?
おふとん
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おふとん
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キレる世代の再現のつもりだろうがだらしもないヒューマニズムにやっていい事じゃないわな
この先も可哀想なことになると知っているならせいぜい死ぬまで苦しめばいい
おふとん
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なんか最近の曲とかも無難な歌詞で収めようとしてて心に響かないんよな
おふとん
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おふとん
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それにその作品を買うなら作り手にカネが渡るってことで抵抗はあるだろう。
極端な話、オウムのパソコン買うようなものかと。
おふとん
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おふとん
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有名人ほど顔出したら何されるか分かったもんじゃない
おふとん
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もう一度言う助ける事は無い。
おふとん
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おふとん
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おふとん
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ただ著作を読んで救われた、改めたという人もきっと莫大な数になる訳で。人類にもたらした効能はプラスマイナスでいうと完全にプラス。
そういう人を切り捨てたり書けなくさせていくと、結局文化への莫大な損失になってしまう。
おふとん
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自分達のZ世代を棚に上げて良く言えるな
この理屈で言えばZ世代なんてもはや生きる権利すら無いよ
おふとん
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勝手にやっててほしいけど、こういうのに限って押しつけがましいんだ
おふとん
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悪い面もあるけど良い面もあると思う
誹謗中傷やハラスメントだらけの世の中が嫌なんだろ?
だからそれを強化しかねない事はしたくないってだけ
むしろ今の大人世代がおかしかったとも言える
snsなかったことってみんなチャラくて性格悪かったぞ
あの頃よりマシ
おふとん
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年寄でもそういうのは一定の割合でいる。
一般的には精神が未熟なやつほど同一視する傾向がある。
くらいのことじゃないかな。
他人の作品については「本人と創作物は別物」と冷ややかに言い切れるお前らも
会社で自分の意見を否定されるとカチッとくるやろ
おふとん
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あんな感じやろ?
おふとん
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ヤメロとかは言ってないので、自粛は望んでない。
でも、スポンサーからすると客入り悪そうな枠に、客入りそうなのを入れ替えたいから自粛扱いしてるだけ。興行側の都合を、消費者のせいにするのはおかしい。
おふとん
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自分は好きだけど叩かれてる人だけを念頭に置いて話してる気がする
おふとん
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猿之助とか事件はショッキングだったけどそれによって出演作品が見れないとかはない
広末も別にいいし鳥羽のレストランいっても普通に食えると思う
でも山下達郎はなんかだめ 曲は何曲か好きなやつあったけど、彼のことなかれ主義というか都合の良いトーンポリシング的な行動が
オシャレな曲のイメージとなんか結びついちゃって、なんか要領のいい、姑息そうな歌に聴こえてしまうんだよなー
おふとん
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おふとん
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おふとん
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編集者が炎上騒ぎ起こした作家を切るようなもので、問題ある作者の作品を好んでいたら自分もそういう人間だと思われるってな不安。
おふとん
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なので嫌でもいちおー觀ておくがいー(笑)
観たらアウトて映像や書物も在るケド、キサマラと我々はカワイイ主君の下にある。
カワイイの法の下に観たり読んだりするがよい。
カワイイ様方のおにぇがいやゴメン寝に比べりゃ人間なぞカスみたいなモンよ。
猿の妖術なぞ効かぬわ叩っ斬れ(笑)(*‘ω‘ *)
おふとん
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移民外来種雑種猿に媚びた人間全てが重罪人である(笑)
キサマラがカワイイの法を知るなら日本国憲法を読んだ方が早い(笑)
キサマラなら日本国憲法もカワイイの法も読める(笑)(*‘ω‘ *)
罪人は日本国憲法を好き勝手改竄したがる。日本の八百万んカワイイ様方の下で読みゃ改竄したがっている部分も知れる。人間をカワイイの上に置く猿にゃ日本国憲法は読めん(笑)
移民外来種雑種猿も全て罪人だ(笑)
両性をまんま性別だと読むよーな猿に法は読めん(笑)
目的と文脈カラ見てオカチなるやろがい。何でイキナリ性別ん話出てくんだアホ猿どもめが(笑)
となゆ(笑)
おふとん
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おふとん
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おふとん
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要するにマスメディアに載らなかったアーティストや作品がまだまだあるのに、中の人とうまく結託できるやつ(とその作品)ばっかり表に出るからごく一握りの天才だと誤解してただけって場合もあるわけじゃん?
おふとん
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おふとん
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おふとん
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おふとん
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当たり前の事じゃん
普通の感覚や考え方を他人がおかしいって決め付ける方が余程おかしい
おふとん
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おふとん
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おふとん
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それはそうだけどその背景のせいで楽しめなくなったりもするってだけの話
おふとん
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おふとん
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以上
おふとん
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問答無用で低評価しとるわ
後でレコメンドされてきても嫌やし
おふとん
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