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訪問診療医さん、倦怠感を訴える男性の自宅に訪問「レトルト白米の空容器ばかり」→ビタミンB1欠乏症だった
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反応&感想

ある人がひどい倦怠感を病院でうつ病と診断されたが薬が効かないと悩み、訪問診療を受けた結果、実はビタミン不足の食生活による脚気と判明というお話。
このお医者様の仰るように、患者の家での普段の生活から詳しく見ないと病気の真相は分からないというのは、大変に貴重な教訓と思いましたです。
しかし現代でビタミン欠乏症とは…
Σ(・ω・;|||…なんと。これ所謂『脚気』じゃないか。江戸時代に流行ったと聞いた気がするが、現在でもなる人がいるんだな。…ってか俺が知らんだけか?(´・ω・‘)
@phoenix_corner 結構ありがちな話っすよ。
ビタミンB1は玄米とか雑穀とか豚肉とかに含まれてますけど、普段食べます?
白米中心だと食生活は脂質多めで野菜も少なく、案外現代人って欠乏しやすいんです。
これ意外とあるあるなのよ。

妻に先立たれた高齢男性は自力で食事を用意したことがない人が多いから、レトルト食品ばっかりとってビタミンB1欠乏症になることが多い。

認知機能も低下してると思いきやウェルニッケ脳症なだけでビタミン摂れば認知機能回復するケースもある。
奥さまの死のショックでレンチンする気力しかなかったのかな……。回復されて、よかったです。
これ、奥さんに任せて家事をしない夫の例と思いがちだけど…

この人、多分、食に関して全く興味も関心も喜びもない人なんだよ。
だから余計にやばい。
「独居老人男性は今までご飯もつくったことない」って文脈で語られがちだけど、一人だと男女ともに老人は白ごはんにおつけもの以上みたいになるのよ。
ビタミンB1は豚肉が最高に多いけど、もとからお肉すきでなかったり一人分調理がめんどいとか油ものは…とかでさけちゃって欠乏気味にはあるあるです
当たり前だけど、ただ食事をとるだけではなくて、食事内容もみたほうがいいのか。
だからこそ他者の介入が必要なのかもしれない。
栄養のあるものを食べる、寝る、笑うということは健康の基本だけど、それが大切な人とお別れを経験するとなかなか達成が高度なものになってしまう。
孤独だと特に。
社畜で鬱の人、ビタミン不足の可能性が出てきたな
心理的な問題と思っても、内科的な原因がないかをチェックすることは重要ですね。
特にメンタルの既往歴があると、心理的な不調を感じてもそのせいにして放置してしまって病状を悪くしてしまうことも。
環境をみるは大事よなぁ。ワイ糖尿病の人診る時は血糖の数値をみるよりはその人の食事を誰が準備して何時頃何回食べてどんなものが好きか繰り返し聞いて、その人の自宅の様子が完全に把握できるようにしている。だと治療のヒントが必ずあるし、雑談なら相手も身構えないから。
うつ病という前情報で、「実はうつ病でなかった」というケースは意外と多いです。
同様に、認知症という触れ込みでも「認知症ではなかった」ということも多い。
先入観に捉われず、丁寧な問診と診察にて本当の病気の原因に迫り正しい治療に繋がった時は、内科医として大きなやりがいを感じる瞬間です。
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