ヤンマガで連載開始した医療漫画「王の病室」が話題。医療大国日本のタブーに触れまくりでTwitter医クラが騒然へ

それ以上はイケナイ
スポンサーリンク



『王の病室』灰吹ジジ / 中西淳
豪奢な家に高級外車。絵に描いたような勝ち組を夢見る男がいた。赤城誠一。
不採算経営で"病院潰し"と呼ばれた父を持つ彼は、父を反面教師に「ラクで稼げるクリニック医」を志す。
しかし、研修医となった赤城を待っていたのは、責任に釣り合わぬ報酬と、善意が裏目にでる不都合な現実だった。
高齢化と共に医療大国ニッポンの崩壊は進む。
それでも、現場の医師は目の前の命を救うしかない。金と情が渦巻く医療サバイバル開幕!

反応&感想

すごい
医者が製作に関わってること間違いなし
最近読んだ医療漫画の中でダントツで面白かった。リアリティがすごい。
リアルです…。
この漫画の患者さんのその後は分かりませんが、同じような状況で人工呼吸器から離脱した後も家族の介護ができず、継続治療・リハビリ目的で我が職場に転院して来る高齢者が大勢います。
@thanksevrybody1 めちゃくちゃリアルですよね。しょっちゅうERで見る現場です😅あと、喉頭展開して声門の見える視点とかもリアルでした。
初期研修医1年目の5月で蘇生リーダーしながら挿管までできるんだから、それなりのスキルがあるんだとわかる。

しかしここに踏み込んできたか...というマンガ。でもいつかは全員がたどり着く未来かもしれないマンガ。
上級医のセリフがね、思ってても口にできない本音や敢えて言わない部分を大暴露しちゃってるんだよな
え、それ表に出しちゃっていいの?って、ドラマとかになったらエグそう
「家族が来るまで心臓マッサージ」「心マ=救命が全てじゃない」「人工呼吸器に一度乗ってしまったら、助かる見込みがなくても呼吸器を止めることはできない。何故なら殺人になるから」っての、あまりにもリアルでこの漫画大丈夫か?どっかの機関から規制かかったりしない?となった
脳外科医竹田くんを読んだあとこれも読むと言葉にならない感情が湧いてくる
@DrHonoh 王ってそういう意味だったんですね。問題提起になりそう。
20年も前にブラックジャックによろしくで同じような話をやってます
ググると全巻無料で読めるのでそちらもオススメです
無限爆増する医療費問題を指摘したいのは理解できるが、
リアリティとして
この先輩医師の言うように気づかれずにうまく手を抜いて殺すことはできない。生かしたほうが病院の売上も保てるし、第一半故意で死なせたら訴訟になる。

まあだからこそ医療費は爆増するのだが・・・
望まぬ延命によって家族はそれをやめる事で「人コロし」のレッテルを貼られる。延命しなくても「人コロし」。医者も家族も誰も「人コロし」になりたく無いから、ずっと延命し続ける。核心突き過ぎ。
DNRなければ救命処置はしなきゃいけない
この研修医のやってることに間違いはないけど訴えられる要素がないというだけで結局こういう方の延命は家族の労力、医療費という面で重い負担になる
綺麗言ばかり描く漫画が多い中でこの漫画が多くの人の目に留まりDNRの概念が一般の人にも広まって行ってほしい
救命と延命は別物ですが、救命の延長線上に延命治療が存在することがあります。それを説明し、家族と方針を決めるのも医者の仕事ですが、緊急事態では話し合えません。そのためには事前の治療方針決定が重要です。決めてないならフル治療です。この漫画なら「家族会議を事前にやろう」となるべきです
DNAR (Do Not Attempt Resuscitation)の確認をみんながみんなあらかじめできるのが理想かもだけど、現実的には難しい。
自分は一定年齢越えたら家族にも周知して財布なりに一筆いれておくつもりだけど
実際問題、心肺停止状態で救急搬送された高齢者に対して、救急→病院に引き継いだ後にどれだけ救命措置を頑張るかは『大往生といえる年齢か否か』次第だなーってのは救急医の先生見てて思う🤔

絶対蘇生の見込みないだろうな、って思いつつ救急搬送した高齢者とかは病院着いたら先生即打ち切りだしな🚑
高齢でVFで運ばれてくる人の蘇生してると、天国からの最後のプレゼントを奪ってるんだろうなと思う時がある。

ちなみに手技中にVFだかTdPになった人に後で聞いたら「めちゃ気持ちよかった」と言ってた。
第一話は医療従事者なら誰でも思いつくストーリーで作者の意見をキャラに喋らせてる人形劇。ここからどういう風にいくかな。

家族の描写をメインにするのか。
医者側の葛藤()をメインにするのか。
どうやってエンタメとして成立させるのか。
これがヤンマガというメジャーな媒体で出たのはインパクト大きい。潮目が変わってきたのを感じる。
スポンサーリンク

\他サイト様最新記事/
\新刊ランキング/