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1: 名無しさん@発達中 ID:CAP
「学習行動」はRNAを介して子孫に遺伝する:線虫の研究から明らかに

われわれが学習した情報は、いったい体のどこに記憶されるのだろうか。言うまでもなく「脳」はそのひとつである。しかし、「学習」と「記憶」に関するメカニズムの再考を余儀なくされたいくつかの研究結果から、多くの研究者たちが盛んにそのメカニズムを追究してきた。

もともと光から逃げる性質のあるプラナリアは、著しい再生能力を持つ扁形動物である。光のなかにある餌を安全だと10日間かけて学習したプラナリアは、そのあと頭部を切断され、尻尾から新たな頭部を再生させた。驚くことに再生した頭部は、光のなかでの餌の見つけ方をどういうわけだか“覚えて”いた。これは何らかの記憶が脳の中枢神経にとどまらないことを示した研究だった。

また、RNAの移植によって生物の記憶を移し替えることができるという研究もあった。電子ショックによって防衛的収縮を学習したアメフラシのRNAを、訓練を受けなかった7匹のアメフラシに移植したところ、それらは体を触られた際にまるで訓練を受けたかのような振る舞いをしたのだ。

これは少なくとも、記憶の一部はRNAに保存されていることを示した画期的な実験だったと言える。これらの例は、訓練で得た一部の「情報」や「経験」が脳にとどまらないことを示しており、その媒体としてエピジェネティクス(DNAの配列変化によらない遺伝子発現を制御・伝達するシステム)やRNAによる関与が疑われていた。

・生物学の常識を覆す「学習」の遺伝
そのメカニズムが今回、「カエノラブディティス・エレガンス(C. elegans)」という線虫を使った2つの論文で説明されている。線虫の神経系は学習後、小分子RNAの一種であるsiRNAやpiRNAを介して、情報を生殖細胞に伝達することが明らかになったのだ。しかも驚くことに、子孫の生存に有益だと思われるこれらの“記憶”は、3~4世代も子孫に継承し得ることが2つの研究により判明している。

線虫のゲノムには、ヒトゲノムとほぼ同数の遺伝子──つまりタンパク質の合成に必要な遺伝情報がある。これまでの研究により、ヒトや線虫を含む動物は、複数の遺伝子の発現を時々刻々と変化させることで、活動レヴェル、温度変化、飢饉など、あらゆる変動的な環境条件に順応することがわかっている。さらにこれらの遺伝的装飾が生殖細胞に及ぶと、それらは世代を超えたエピジェネティックな遺伝として子孫へと受け継がれることがわかっている。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190705-00010002-wired-sctch
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2: 名無しさん@発達中 ID:v+QC6qfQ
記憶が遺伝するってのは昔から知られてた事だしな

3: 名無しさん@発達中 ID:5jAIXD6i
>>2
えええええええええ
もしかして、ラマルクは正しかったのか?

42: 名無しさん@発達中 ID:ybtMj+iS
>>3
ラマルク自体は正しくない。
これで遺伝するのはゲノム情報にある情報のどれを使うかであって、ゲノム情報が増えるわけじゃないから、
首が長かったら下草たべるより木の葉食った方がいいという嗜好は遺伝しても、
首が長くなる遺伝をするわけじゃないから。

60: 名無しさん@発達中 ID:Ui4oB5UM
>>3 >>42
なんかちょっと前にNHKで、子供を産んだときの親の状況が子供に影響するとかやってた
祖父の時代に大豊作だった人が太りやすく、若くして生活習慣病になりやすいという話
他の世代にはそれが見られない事から、特にこの村の人間が生活習慣病になりやすいわけではないし
祖父の人にもそういう傾向は見られない、どうやら祖父が大豊作でやたら栄養状態が良すぎた事自体が
子や孫に悪影響を与えていたという。

64: 名無しさん@発達中 ID:tlcPvOZq
>>60

それはエピジェネティクスだな
母が妊娠中に飢餓状態だった→子供は生活習慣病になりやすい
父が射精時(精子を作っている時)に太っていた→子供は生活習慣病になりやすい

あとネズミ実験で恐怖の場所の記憶が遺伝するとか

6: 名無しさん@発達中 ID:XLfmBYoP
神経回路の生成傾向が遺伝するのであれば
記憶が神経回路の賜物である以上
ある程度の記憶というか性向が遺伝するのは分かる

7: 名無しさん@発達中 ID:g/1mFrbF
メモリメッセンジャーRNA

とか変な名前を付けたくなってしまったw

8: 名無しさん@発達中 ID:kp0NHHI9
俺も前世の記憶っぽいやつがあるけど、恐らく父親の記憶なんだろうな

9: 名無しさん@発達中 ID:YYmXqZ2E
阿頼耶識とはRNAだったのだ

10: 名無しさん@発達中 ID:wR7xqtw9
学習出来た個体の脳の配線がその学習に向いているとか言う話じゃないの?

15: 名無しさん@発達中 ID:e6CUyAsl
本能は一体何処に記憶されてるのか疑問だったが
RNAに記憶されてるのか
で、そのRNAには何が原因でどのようにして記憶されたんだ?

53: 名無しさん@発達中 ID:dWwWfVT4
>>15
本文2p以降にある程度は書いてるよ

14: 名無しさん@発達中 ID:MPoxTTh4
まあでも
人間ほど高度な学習の場合は
それはあまり伝わらないわな

19: 名無しさん@発達中 ID:fPlXYjmX
>>1
てことは、人生経験の少ない20代そこそこで子供を産み続けても経験はリセットされ続けるんで、年取って子供作った方が効率よく次の世代に経験を残せるっちゅうこったな?

22: 名無しさん@発達中 ID:pWMYx7Jl
RNAの受け渡す情報は持続性に乏しい、と聞いたけど、それが数世代続くと考えればいいのかな

DNAに灼き付けられるような広範囲長期間の環境系淘汰圧ではないが、数世代程度持続させておいたほうが生存確率が上がるような経験。

獲得形質もRNAを介して遺伝しうるとは聞いたことがあるが、、

30: 名無しさん@発達中 ID:tlcPvOZq
エピジェネチクス説が一番有力だったのにな

「ラマルクの用不用説」は正しかったんだよな
最近の教科書には「ラマルクの用不用説」は間違えである
とまだ書かれているのか?

34: 名無しさん@発達中 ID:7qNrbX53
キリンが首が伸びたのは、単なる突然変異ではなく、
他社が食べられない高い位置の葉っぱを頑張って食べ続ける努力を続けたから
ということだな

35: 名無しさん@発達中 ID:LXAoj4jR
記憶が伝染るってのは昔からあってRNAが臭いと思われてたけど、いまいちはっきりせず
安定して伝えるならDNAがええと思うけどね

40: 名無しさん@発達中 ID:6rAaKpsr
イグアナは卵から孵化した直後は餌を食べても消化吸収を助けてくれる腸内細菌がいない為、まず他のイグアナの糞を探して食べる事でその腸内細菌を得る
こう言った特定の行動を誰に教えられるまでもなくやってのける本能が脳だけに依存しているわけはないよな
そもそも原生生物なんて脳もなかったわけだし

47: 名無しさん@発達中 ID:LtfJ1b8f
そもそも記憶って何なの

49: 名無しさん@発達中 ID:OE2hhXKv
脳にとどまらないだけなら考えるまでもなく正しいだろ

54: 名無しさん@発達中 ID:ASTDc5Vu
先天的に猫が蛇を嫌ったり多くの動物が火を嫌ったりするのはこれが理由か。

56: 名無しさん@発達中 ID:2xr3b0GA
小分子RNAはホットな分野だからな
回避能力を新しく得たというよりも元々あったスイッチをオンにしたという感じの点が面白い

57: 名無しさん@発達中 ID:Vp5RWtWk
獲得形質は遺伝しないっていう生物の大原則は間違いだったの?

59: 名無しさん@発達中 ID:ybtMj+iS
>>57
そもそも獲得形質ってなにってところもあるよね。
あらかじめ遺伝情報に基づいて決まってて成長の過程で変化しただけの形質まで獲得で変化とか思ってそうだし、
ネズミの尻尾切り続けましたなんて何世代にも渡って拷問されてるだけでネズミの方が短くなるようにしてるわけでもなんでもないもんで検証とかされてもね。

61: 名無しさん@発達中 ID:TlDQtEbv
>>1
んなアホな。

ホントだったらノーベルせう。

66: 名無しさん@発達中 ID:6+WCp7wy
経験則でそうだろうと思ってたけど
やっと証明されたのか
遅かったな

86: 名無しさん@発達中 ID:KBZiVlRi
当たり前だろ
例えば猫は教えなくても排泄した後の糞に砂を掛ける
本能とは記憶の遺伝に他ならない

84: 名無しさん@発達中 ID:g0+ZIB2U
人間ももっと色んな経験やノウハウを遺伝で伝えられればいいのにね
世界が平和になる方向でさ

98: 名無しさん@発達中 ID:HEoWVBJE
ユングの集合的無意識

102: 名無しさん@発達中 ID:J5byJi5d
>>98
シェルドレイクの形態形成場仮説

46: 名無しさん@発達中 ID:4a50SAt/
本能はどうやって獲得されたかってことだな

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