発達障害の特徴と呼ばれる症状は、
とくに発達障害に限ったものではなく、
こころの困りごとを抱えた子供にはおよそみられる一般的な症状です。
つまり、特異度が低い。
とくに発達障害に限ったものではなく、
こころの困りごとを抱えた子供にはおよそみられる一般的な症状です。
つまり、特異度が低い。
スポンサーリンク
特異度が低いというのは、例えば発熱みたいなものです。
そういう意味ではあらゆる発熱を風邪だと思っちゃうのが危ないように、
特異度の低い症状から病名を特定するのは危険なことです
そういう意味ではあらゆる発熱を風邪だと思っちゃうのが危ないように、
特異度の低い症状から病名を特定するのは危険なことです
もう1つ例を上げれば、
アダルトチルドレンとか、大人のADHDとか、
そ―ゆーのも、
特異度の低い症状を羅列することで誰でもそうって感じを醸し出している。
アダルトチルドレンとか、大人のADHDとか、
そ―ゆーのも、
特異度の低い症状を羅列することで誰でもそうって感じを醸し出している。
こだわりが強いとか、
好きなことは集中できるけど嫌いなことには取り組めないとか、
指示があれば動けるけど指示がないと戸惑うとかは、
子供において一般的なことであって、
症状と呼べないものであることもしばしばある
好きなことは集中できるけど嫌いなことには取り組めないとか、
指示があれば動けるけど指示がないと戸惑うとかは、
子供において一般的なことであって、
症状と呼べないものであることもしばしばある
この
発達障害は特異度の低い症状の集合体
というのは逆に結構やっかいで
うっすらとであればありとあらゆる困りごとが出る。
幻覚も出るし、解離も出るし、トラウマも出るし、強迫も出るし、・・・・
発達障害は特異度の低い症状の集合体
というのは逆に結構やっかいで
うっすらとであればありとあらゆる困りごとが出る。
幻覚も出るし、解離も出るし、トラウマも出るし、強迫も出るし、・・・・
で、他の精神疾患/精神症状を知らない人にとっては、
あらゆる精神症状が出ちゃう発達障害ゆえに
「あの困りごとも、この困りごとも発達障害から来ている」
と、かなりダメな見立て違いを犯してしまう。
あらゆる精神症状が出ちゃう発達障害ゆえに
「あの困りごとも、この困りごとも発達障害から来ている」
と、かなりダメな見立て違いを犯してしまう。
それがもたらす一番の害は、
改善可能な疾患を改善不可能な疾患と見立てている
ことにあると思う。
あらゆる皮膚のくすみやほくろを「悪性黒色腫ですよ」と見立てるのは、結構酷い間違いだ
改善可能な疾患を改善不可能な疾患と見立てている
ことにあると思う。
あらゆる皮膚のくすみやほくろを「悪性黒色腫ですよ」と見立てるのは、結構酷い間違いだ
これに一役買っているのが
ASDの疾患概念におけるSpectrumの無限拡大解釈というか、
これを
「要するに程度の濃い/薄いはあっても、人間はみんなAutismなんだよ」
という風に拡大しちゃう
ASDの疾患概念におけるSpectrumの無限拡大解釈というか、
これを
「要するに程度の濃い/薄いはあっても、人間はみんなAutismなんだよ」
という風に拡大しちゃう
そうして
「うつ病も根本的にはAutismがあるから」
とか
「夫婦で揉めるのもAutismがあるから」
とか、
もう訳が分からないとっちらかり方した専門家が増産される。
これは残念なことに、精神科医ですら、結構そういう診断する人がいる。
「うつ病も根本的にはAutismがあるから」
とか
「夫婦で揉めるのもAutismがあるから」
とか、
もう訳が分からないとっちらかり方した専門家が増産される。
これは残念なことに、精神科医ですら、結構そういう診断する人がいる。
そしてCBT的に言えば
「ASDかどうかは割とどっちでも良いから、生活の不便を減らしていくように整えていって、何の生活不便もないのにまだ妙なところがあれば、それにASDと付けたければ付けてもいい。でもそれにあんまり意味は無い」
といった所だろうか
「ASDかどうかは割とどっちでも良いから、生活の不便を減らしていくように整えていって、何の生活不便もないのにまだ妙なところがあれば、それにASDと付けたければ付けてもいい。でもそれにあんまり意味は無い」
といった所だろうか
ここで指摘されている専門家とは心理士はもちろん、教師、医師も含まれると思う。特に教育現場において、発達障害の概念はかなり拡大している印象。
ASDとラベリングすることで何が強化されるのか?
対人関係を含む、環境との相互作用に解決を求めることなく、「原因」をASDとされる人の遺伝子に求めることが強化子となるのかもしれない。
ラベリングする人はラベリングすることで、不可抗力だと自らを慰めることができる。
対人関係を含む、環境との相互作用に解決を求めることなく、「原因」をASDとされる人の遺伝子に求めることが強化子となるのかもしれない。
ラベリングする人はラベリングすることで、不可抗力だと自らを慰めることができる。
ABA0705 「診断すること」自体に「物語的外在化」の機能があり、
「説明可能性」と「対処可能性」を高めることで、
「関わりの中でまずいことが起きるというイベント」
に由来する
「不快な情動=ストレス」
への強力なコーピングになるから。
#ラザルスとホワイトとアントノフスキーを召喚してみた.
「説明可能性」と「対処可能性」を高めることで、
「関わりの中でまずいことが起きるというイベント」
に由来する
「不快な情動=ストレス」
への強力なコーピングになるから。
#ラザルスとホワイトとアントノフスキーを召喚してみた.
発達障害「ならでは」の症状というのは本当に少なくて
実は質より量の問題なんだろうなと感じてる
社会的場面においては常人も「時には」具体的な指示がなければ困惑する
発達障害者は「ほぼほぼいつも」途方に暮れている
社会的サインに全く気づかない人もいてそこは分かりやすい発達障害もあるけど
実は質より量の問題なんだろうなと感じてる
社会的場面においては常人も「時には」具体的な指示がなければ困惑する
発達障害者は「ほぼほぼいつも」途方に暮れている
社会的サインに全く気づかない人もいてそこは分かりやすい発達障害もあるけど
「平均」から外れた諸々をざっくりまとめたもんだから…
仮に〈平穏無事に育った定形発達者〉の範囲を「家の中」と置くと、
アダルトサバイバーとか発達障害とか諸々は
「家の外全部、全世界」
くらいの散らばりだと思ってる。
仮に〈平穏無事に育った定形発達者〉の範囲を「家の中」と置くと、
アダルトサバイバーとか発達障害とか諸々は
「家の外全部、全世界」
くらいの散らばりだと思ってる。
引用元
正月に珍しく精神分析系の論文読んだけど、単なる双極2型の症例に、やれ防衛だ、やれ愛着だ、やれ心的外傷だ、やれ人格障害だと、ゴテゴテ概念で包んでたのが印象的だった。
— 西川公平 (@gestaltgeseltz) 2019年1月5日
クライアントさんの困りごとは全部フツーの双極2型の症状なので、見立てから介入までちょっとどうかと思ったな。
発達障害グレーゾーン (扶桑社新書)
posted with amazlet at 19.01.11
姫野 桂 OMgray事務局
扶桑社 (2018-12-27)
売り上げランキング: 105
扶桑社 (2018-12-27)
売り上げランキング: 105
| いわゆる「発達障害のイデア」が存在すると思ってるかどうかで解釈違ってくる問題だよね。 感覚の過敏性とかはモロに”種族が違う”っぽい現象だし、表出症状へのラベリングだけでは説明できない問題も多いのがこの概念のややこしいところかと。 |
スポンサーリンク
\他サイト様最新記事/




































以下のコメントは削除対象となります。
・障害/人種/特定の属性に対する悪意ある中傷/差別的発言
・特定の性別に対する悪意ある中傷/差別的発言
・記事内>>1に対する著しい中傷/差別的発言
・記事内容に目を通さず曲解した見解を述べ著しくサイト内の治安を悪化させる行為
・記事内容と無関係に特定の思想/イデオロギーを複数回に渡り書き込み著しくサイト内の治安を悪化させる行為
・上記に該当しない個性的な書き込みに対する著しい中傷/嫌悪の表明
・その他明確に荒らし目的と判断された行為/ユーザー
※上記ルールに違反した投稿者を見つけた場合、速やかにメッセージフォームより通報をお願いします。
コメント一覧
コメント一覧 (77)
誰にでもあることが常人の倍以上だから困るんだよ
おふとん
が
しました
とてもよく見かける文章だけど、診断がある人についての相談はまずないよね、気になってた
おふとん
が
しました
おふとん
が
しました
忘れ物しやすい?落ち着きがない?
そんなもの誰でもあるから(笑)
あんまり甘えるなよ無能(笑)
おふとん
が
しました
おふとん
が
しました
だから、そこから逸脱したのをわかりやすい記号で符号させる。
おふとん
が
しました
程度はあれど、全部が全部まったくやれないわけではないからってことだろ。
おふとん
が
しました
おふとん
が
しました
おふとん
が
しました
おふとん
が
しました
ここの米欄でもツイッター見ても
発達障害にありがちなことでまとめようとしたり、発達障害だから直せませんの一点張りだったり
いや発達だからってなんでもかんでも直せないわけではないでしょ?
おふとん
が
しました
結局、症状から発達障害を診断するのは難しいことだよってこと?
おふとん
が
しました
おふとん
が
しました
一昔前のクズだの無能だの抽象的な中傷してた時代に戻ろうとは思えない
おふとん
が
しました
診断済みにとっては一生の問題だもの。殆どの診断済みが精神科にかかるのは二次障害の治療にはなるけど。
勿論今後誤診と思い込みで不幸になる人を増やして欲しくもないが。
おふとん
が
しました
おふとん
が
しました
それはアナログ処理能力の多寡による認知力の差だ
肉体年齢に比べて認知力が低く、自己客観能力は更に低い、発達の凸凹
能力は成長するがこのズレは生涯治らず、気質というべきモノを形成する
その意味で、人口の半数は隠れ発達障害で、生まれながらの甘え症の奴隷階級気質
その甘え症のムラ社会において集団適応が苦痛な程のとんでもない生きにくさは50-100人に1人程度
それは男性ホルモン分泌能力の低さによる脳と肉体の接続の弱さだ
その意味で、障害者手帳を与える程に現実とズレた発達障害は殆どいない
この男性ホルモン分泌能力はストレス蓄積や加齢で誰でも低下する
この場合、先天性の発達障害ではないが、鬱や認知症という二次障害が現れ得る
更年期障害やキレる老人の正体も、男性ホルモン分泌能力低下による後天的発達障害と言える、そして、胎児や生育環境の汚染悪化によって先天性発達障害は増え得る
この脳と肉体のリンクの強弱は、脳疲労の蓄積であり、スペクトラムである
しかし、転落加速度の変化の閾値を超えて対数関数の坂を転げ落ちると戻れない、その意味で、崖から落ちたら最後、脳疲労が固定化されて障害化する
分布が一様ではなく、偏りのキツイスペクトラムなのよ
おふとん
が
しました
引用元の人も言ってるように発達障害にとらわれて治療可能な疾患を見落とすリスクが高まるのはよくないね
発達障害以外の精神疾患に精通していないと発達障害は鑑別できないとなんかの本で読んだなあ
おふとん
が
しました
ここでまとめられたスレもコメントも臭いものばかり。こういう特徴もああいう特徴もADHDだから、ASDだからと勝手にでっちあげる。定型発達なら万能で幸せに生きられるとも思っている。発達だから辛い辛いと泣き喚く。そのくせ定型は皆右にならえで創造性のない奴らだと見下し、自分たちの独自性()を密かに誇りにしている。
寒い奴らが発達スレに多すぎて恥ずかしい。
おふとん
が
しました
おふとん
が
しました
社会が仕事のできないような普通じゃない人を許容するなら発達障害も減ってくよ
許容せずになんとかしろと言うなら医療側では状態に名前をつけなきゃ研究もできんでしょう
許容せず、かつ、障害じゃなくて甘えだから自力でなんとかしろというなら
甘えついでに安楽死施設でも作ってくれませんかね?
自殺や生活保護、犯罪等でご迷惑お掛けするのも心苦しいので
おふとん
が
しました
生活の困難を解決する計画や対策を専門知識をもとに組み立ててくれる発達障害特化の資格職を育成して欲しい。
教科書レベルで体系化してくれれば地域格差や専門家不足解消になるし、視覚処理優位なら自学自習で自己努力で改善できるからいいと思うんだけどな。
おふとん
が
しました
日本だけではない。
おふとん
が
しました
発達障害という漠然としたものを安易に一般化して忌避する態度
おふとん
が
しました
無能共
おふとん
が
しました
おふとん
が
しました
おふとん
が
しました
おふとん
が
しました
変な話人の気持ちがわからなくても金稼いで生きていけるならそれは性質であって障害ではないんじゃない
おふとん
が
しました
精神科医自体が障害者なんだから
やつらが造りだしてんだよ!
おふとん
が
しました
とても無能な人間で発達障害って診断をうけてその盾があることでいろいろと自分を納得させながら生きてはいる
ただ、すごく疲れた 生きてはいけない人間なのはわかるのに死ぬのが怖い。本当に疲れた
おふとん
が
しました
比較的正確に診断しやすい幼児期の診断ですら450万人中100万人が誤診の可能性有りといわれてる(2010年アメリカ)。
幼児の場合は個体間の経験差がまだそこまで開いていないはずなのでひとりだけ『〇〇ができない』としたらそれは先天的なものだろうと判断しやすい。
成人後の場合はそうでないので『〇〇ができない』という症状だけでは
おふとん
が
しました
比較的正確に診断しやすい幼児期の診断ですら450万人中100万人が誤診の可能性有りといわれてる(2010年アメリカ)。
幼児の場合は個体間の経験差がまだそこまで開いていないはずなのでひとりだけ『〇〇ができない』としたらそれは先天的なものだろうと判断しやすい。成人後の場合はそうでないので『〇〇ができない』という症状だけでは判断しづらい。
たとえば『部屋の掃除ができない』という症状。
最初から部屋の掃除ができていた人間はあまりいないしたいていは幼少期に数年かけて訓練するこことである程度手慣れて習慣化されるもの。なので『人並程度にそういう訓練をしたのに部屋の掃除ができない』のか『人並程度の訓練をそもそもしてないから部屋の掃除ができないのか』で全然原因が違う。前者は脳の障害だが後者は単純に経験不足が原因なので時間かけて場数増やしていくことで改善される。『集中できない』にしても『人間関係がうまくきづけない』にしても同様。症状としては同じようにみえたとしても原因が脳の障害なのかそれとも訓練不足なのかで全然違う。
なおかつ、比較的新しい『大人の発達障害』という概念は『社会人がまともにできないレベルの障害(要するに仕事ができないひと)』まで発達障害に含めてるので尚更厄介。以前は『日常生活がまともにできないレベルの障害(要するに衣食住もままならないひと)』を発達障害と診断していた。
別に誤診だろうと診断の適応範囲を拡大しようとそのことにより問題が改善されるならいいがそうなってるとも言えないところが問題。アメリカでもこのことは問題視されてる。
おふとん
が
しました
少しでもそういう傾向があると精神科送りにしようとするからな
薬漬けにしたところでどうにもならないと思うんだけど
おふとん
が
しました
手帳の取得、障害者雇用枠、療育補助、周囲はそれと分かっていればある程度対策を練ってくれるし薬で改善図るにも診断は不可欠
最近皆少なからず凹凸あるから〜みたいな流れあるけど正直突出した凹凸あるのは個性では済まない
おふとん
が
しました
ほとんど全員の人間は死んだって、誰も惜しまないし覚えていないものだ。生きているというのは大半苦痛と幻滅の連続に過ぎないのがむしろ当たり前で、そこから目をそらしてどんどんスマートでオシャレなかっこいい幻想をばらまいてそれを信じてきたから、現実とのギャップに耐えられないのだ。
おふとん
が
しました
おふとん
が
しました
おふとん
が
しました
※一部の悪質なユーザーに対処するため、現在広域でのIPアドレス規制を行っています。
コメント禁止処置に該当しない一般ユーザー様にも巻き添えで書き込めない回線があることを予めご了承ください。
※一部の悪質なユーザーに対処するため「通常であればポリシー違反が適用されないいくつかの単語」をNGワードとして登録せざるをえず、問題のない文章でも書き込みできない場合があります。予めご了承ください。
※悪質なユーザーを発見した際はメッセージにてご一報ください。アクセス規制処置を行います。