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自分は幼いころから、変わってるやつと呼ばれることが多かった。
変わり者と言われるとそれを改善したくなるのが普通だと思うが、なぜかそう呼ばれることに
奇妙な快感を覚えてしまい、それを引きずったまま高校に入学した。

入学すると同時にある問題が発生した

友達ができないのである。いくら自分が積極的に話しかけても、４月で１人の友達も作ることが出来ずに
入学早々孤立化した。当時自分の性格に問題があることはみじんも考えていなかったので、友達をつくって
ギャハギャハ笑いながらお弁当を食べている奴らを見下していた

こんなやつらは低能のクズだ　自分は学年３位の天才だ　とね

迷惑をかけたのは先生にはとどまらず、生徒にもかけた
文化祭の準備で遅れてきた分際で、飾りつけで気に入らないところがあると、みんなの静止をふりきって
展示物をひっぺがし、自分の思ったように飾り付ける

ぼっちだったので、あまりものとして修学旅行ではリア充グループにぶちこまれ、それに耐えられなくなり、
班行動中に班から脱走し、勝手にステーキを食らう

自分より偏差値が低い人の模試をみれば、わざわざそこへ行って
自分は偏差値７０だったんだぜと自慢して回る

独り言を授業中に喋る自分をかっこいいと思っていた

これらはほんの１部に過ぎないがね
まぁそんなこんなで生徒にも嫌われ、嫌なあだ名で呼ばれるようになった　
個人特定をさけるため、あえてあだ名は言わないけどな

さて、ここから更生したきっかけを書いていく
更生したきっかけはメンタルが崩壊したことによる偏差値の低下だった
周囲の人が離れていくのがわかった。高校時代に小学校の時の友達と遊んだ機会があったんだが、
自己中な行動のせいで縁を切られてしまい、自己嫌悪に陥った
自分の居場所がなくなってしまった

いままで偏差値という殻にこもって周りの意見を受け付けなったんだが、いざそれを失ってみると自分には何もないことに
気づいた（＝ただのキチガイであると自覚した）
学年順位も３位→１００位くらいになってしまい、プライドはズタズタになった

そして自分が大嫌いだったリア充の成績を覗くと、そこには３位という数字があった
人間関係もうまくこなし、勉強もうまくこなし、恋愛もうまくこなしている
しかも、その人の彼女は自分が６年間片思いし続けた女子だったのである

やっとここで気づいた　自分は間違っているんだ　勉強だけできればいいってもんじゃない
人間関係もきちんとこなし、勉強もしっかりやる　そういう人こそが勝つんだと
人間関係を放棄して、周りに嫌な思いをさせていた人間にいい人生など送れないんだ

ちなみに自分は当時ゴミ中のクズだったので、その女子のツイッターを見つけては荒らした
自分が嫌いな奴の彼女なのが本当に許せなかったからだ

本当にご迷惑おかけして申し訳ありません

それからの日々はとにかく自分を押し殺すことに徹底した
ONE OF THEM になろうと努力した
授業中一切発言しない。先生が面白いことを言ったら素直に笑う（いままで笑うことは恥ずかしいことだと勘違いしていた）
家族も含め、人になにかをしてもらったら「ありがとう」という　
なにか自分が迷惑を掛けたら「ごめんなさい」という
自分勝手な行動はしない　
相手の気持ちはわからないけど、何をしてもらったらうれしいか、何をされたら嫌になるか真剣に考えた
小学生でもわかりそうなことだが、自分は１７年間ずっとできていなかったらしい

すると周りに少しだけ変化があった
体育のペアワークの時間で余っている自分をみて「一緒にやろう」と話しかけてきた人がいたのだ
今までずっと体育館のすみに座っていた自分からすると信じられず、心の中では泣いていた
もちろん、その人はその授業の中だけの付き合いだが、体育の授業はすべてその人が自分と組んでくれた


他にも、自分が変わってから、リア充グループから嫌なあだ名で呼ばれなくなったことも変化と言っていいだろう
嫌われぼっち→ただの空気　へ晴れて昇格することができた
やったぜ！

結局誰一人友達ができずに卒業した（これはしかたないよな）　
卒業アルバムは真っ白、写真に写らないことが異端でかっこいいと思っていたので、
自分の写真はクラス写真以外には１枚もなかった
卒業式が終わり、自分はダッシュで家に帰った
卒業祝いで海鮮丼を食べた

メンタルブレイクしたせいで、昔なら上位国公立が受かる成績があったのに日東駒専に進学したが
、親は一緒になって喜んでくれた。当時親の学歴が日大なことを理由に馬鹿にしていたのにもかかわらず
「くだらないプライドで日大馬鹿にしてほんとうにごめん。自分のことをこんなにも思って、育ててくれてありがとう」
自分はこう思った

なあ自分の母ってマリア様だったんじゃないかな　

とにかく悪目立ちしないこと、自己中な行動をしないこと、挨拶すること、お礼とお詫びをしっかりすること、
自分からどんどん話しかけること、相手の気持ちを考えながら話しかけること、面白いことには素直に笑うこと

これらを念頭にオリエンテーションを終えた

するとなんと、１人だけ友達を作ることができた　気が合ってラインも交換した
家に帰って震えが止まらないほどうれしかったのを記憶している
こんな馬鹿でクズでどうしようもない自分でも友達になってくれる人がいるんだ、と

大学入学後、またその人と一緒に話す機会があった　その人は人脈がとても広く、その人と仲のいい人２人とさらに
意気投合した。

しかも初めに仲良くなった人とは、先日休日遊びに行くほどの仲になった
そんなこんなで「大学で友達を作るという目標」はクリアした

もしオリエンテーションであの人と会わなかったら今頃どうなっていたんだろう
想像するだけで悪寒が走る

当たり前のことを大切にしながら、友人関係を維持し、これからはいろいろな体験をしてみたいと思っている
高校の文化祭もいかなかったし、体育祭もサボった　修学旅行でもぼっちだった

こういう青春ひとつひとつを取り返していけば、過去の自分に対する償いになるんじゃないか

さまざまな人とふれあうことで自分の内面も外面も磨いて、「大学卒業までに彼女をつくる」
ことが次の目標だ　人と触れ合い、自分の性格を矯正するために、案内のバイトだってはじめた

でも今気づけて良かったかもしれない　
もし偏差値が下がらずに、いい大学に行って、プライドを破壊されず、糞見たいな性格を維持していたらきっと将来自分から身を投げて
いただろうから
むしろ偏差値が２０下がったことで、人生が好転したといえよう

これにてスレは終わりです
最後まで読んでくれた方がいましたらありがとうございます
つたない文章ですみません
質問があったらお願いします

ちなみに自分の立てた過去スレ「元高校ぼっちが暗黒の高校時代を語るスレ」
はそこらじゅうのまとめサイトに掲載されてるのでよかったら読んでください

ステマじゃないけど、アンパンマン映画、いのちの星のドーリィなんか見るとスレの意味が
理解できると思う。
せっかく生まれてきたんだから本当の自分（気まま、自己中）でいいんだもん
と行動しているけど、でも何か日々に物足りなさを感じて（周囲の人が離れていくなど）
自分の本来の性格はそのままだけど、自分を変えるために努力するみたいなやつ


自分の境遇と同じでガチ泣きした