女性の自閉症についての研究が世界的に注目されてきています。

DSM-5で定義される
“限局された興味・関心”は女性ASDでは少しマイルドで、
人や他の生き物などに関心が高いとのこと。


臨床の先生からも男女の特徴の違いはしばしば聞き、
女性の自閉症の診断は難しいというので、今後の研究に期待です。

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あれっ
私これ女性ASDより男性ASDの方が脳の仕組みが近いぞ……。

そうやねん。

発達の子供も女児は、多動が少ないから、分かりにくいねん。

え、じゃあ女性のASDって何物なんだ?

人に関心あるけど人に関心がない?

空気は読めないけど、過剰適応で空気を読みすぎることもある?

うーん、でも、自分や友人を見てると、これで説明がつくことって少なくない気がする。

ASDの男性って弟と一緒に暮らしてたせいか雰囲気とかで分かったりするけど、

ASDの女性って見た目とか雰囲気で全然分からない。

元々女性はコミュニケーション取れる方だからASDだと気づかれにくいと言われてるけど、
だからこそ程度も軽度に見られやすいのでは。

判断しづらいから軽度と診断されやすそう。
ADHDがあるとASDより行動とかで現れるから幾分分かりやすいけど。
あ!程度は分からないけど野田あすかさんがいた!
やっぱりコミュニケーション取れる分私は軽い方なのかな。
ASDの判断はコミュニケーション能力に重きを置いてるんだっけ?

本当に難解な障害だわ

この論文でも出ていますが、常同行動が現れる頻度も少ないようです。

自閉症の特徴として挙げられている他の特徴や(コミュニケーションなど)、
その他まだ女性ゆえにASDの定義とされていない特徴を、
今後詳細に検討して、新たな定義を検討する必要があるように感じます。

補足しておくと、

女性のASDの一部の特徴の表れ方が男性ASDの方と異なるということで、症状が軽微だということを意味しません。

むしろ、

他者への関心の限局はASDの中核だと考えられているので、
これが顕在化しにくいと診断で拾われにくくなり、
二次障害を伴って重症化するリスクになりかねません。

なるほど。ウチの自閉兄は、自閉妹の行動がさっぱり理解できないと言っていた。
でも、意見は合う。
物事の捉え方考え方は同じなんだなと。

私の主観かも知れませんが、
女性ASDは少ないと言われていた割に、
当事者として手記を出しているのは女性が多い印象です。

テンプル・グランディン、ルディ・シモン、ドナ・ウィリアムズ、ニキ・リンコ、藤家寛子その他。

まだ何とも言えないのですが、
最近では定説とされている大きな人口比はないのではとも言われてきています。

システム化の傾向がASDと一般男性で、女性と比べて高いことから、女性ASDが特定しづらいのだとしたら、女性ASDの理解が進むとこれまでの男女比は大きく変わる可能性があるかもしれませんね。

女性の発達障害は、大学や会社に入ってからわかるケースが多いですよね。
研究が進み、生きやすくなるといいな。

以前のツイートで、女性ASDの特徴が男性とややことなり、診断が難しいことを述べました。

常同行動が表れにくい
限局された興味がより社会的な対象に向きやすい

そうした理由もあってか診断が遅れるなどがあり、女性ASDの割合は少し実態とずれている可能性が世界的には注目されています。

ただ、そうした流れの中で、脳活動の特徴に触れた研究で男女差を報告するものは、慎重に見極めた方が良いと思われます。
最近注目された研究も、サンプル数と効果量が、結果が普遍だと判断するには十分でないと思われました。
脳研究は知見の蓄積と論理的妥当性の上で、信頼に足るものになると考えます。

女性のASDの方の研究はまだ国内ではあまり聞かないので、研究レベルでも性別による特徴の違いについて理解が進み、診断や支援の精度の向上に貢献するようになればと思います。

ほー まあ確かにあってるね

希少種ってことで都合よく考えておこう笑

引用元
アスピーガールの心と体を守る性のルール
デビ・ブラウン
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