mig (3)
日本で「社会の役に立つ」とか「社会貢献」って言うときの「社会」ってほぼ「国家+企業」なんですが、
本当の「社会」はもっと広くて、
友だちと無駄話するのも、見知らぬ人に挨拶するのも、みんな「社会」で起こってること。

「社会の役に立つ」というなら、むしろ後者の「社会」の役に立ちたい。

だから就職することを「社会に出る」と言ったり、
会社で働いている人のことを「社会人」と言うことには、
金を稼いでいる人間以外は社会の一員ではないというニュアンスが含まれていて問題だなあと常々思っています

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そうそう.
ひとは生まれ落ちたその時からすでにずっと社会人なのだよね.

ドラマ「獣になれない私たち」で、「PTAや町内会だって社会です」って言ってた。
ゆりかごを揺らす手で世界を見すえる、とル・グインが言ってなかったっけ(記憶が怪しいが)

mofuinko ル・グインさん大好きです。(ゆりかごは読んでないので読みたいです)

そして人が3人以上集まるとそれは社会だ、と聞いたことがあります。

皆さんの仰るように、働きてる人だけを社会人、と表現するのは何かおかしな気がしますね。

TamasakaTomozoautrui_t そうですよね。そういう個人個人が集まって作る小さな共同体のことを大事にして、一人ひとりが自分の共同体のことを真剣に考えるのが本来の政治だと思います。

似たような言い回しに「コミュニケーション能力」がありますね。
実態は上司や先輩とか「偉い人」にいかに忖度出来るかをそれっぽく言い換えただけのもの。

夫にあなたにも社会に出て働いてほしいと言われたとき、こういう風に感じた。

社会一般の感覚を身に着けてほしい、ということらしかったが、馬鹿にしてやがると思ったわ。

企業に勤めて働くことで常識や社会性、勤勉さが身につくという考えは根深いが、本当にそうなのかね。

後者における社会で金は稼げんからなあ
どちらも社会ではあるものの 後者は無くても生きていけるが前者の社会貢献ができないと待ってるのは餓死だし

ソサエティは社交とも訳せるということで、社交の役に立つと読みかえています。
だから私は社交主義者。

日本では社会=会社だったからねえ。
昔の話だが、まだ信じてる人がいる。

社会が何かは難しいが、日本で「社会」という言葉が極めて限定的な使われ方をしているのは、確かだと思う。
「社会の役に立つ研究を」というより「我が国、我が社の実際的な利益につながる研究を」といったほうが何ぼか正直であろう。

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