12: 名無しさん@発達中 2014/07/25(金) 21:06:13.60 ID:iOMQXYud.net
今、机の上に2冊の本があります。どちらも発達障害の研究と治療で有名な先生たちの著作と訳本です。
発達障害とは、脳の機能障害により比較的低年齢から起こる障害で、小中学校の通常学級に6.3パーセントいると言われています。
人との関わりが苦手な広汎性発達障害(自閉性)と、知能は遅れていないのに学習が苦手な学習障害と、
注意が散漫で集中することが苦手なADHDと呼ばれるものなどがあります。
(私は、DSM-4の診断基準で自己採点すると、このADHDに該当します。)
発達障害とは、脳の機能障害により比較的低年齢から起こる障害で、小中学校の通常学級に6.3パーセントいると言われています。
人との関わりが苦手な広汎性発達障害(自閉性)と、知能は遅れていないのに学習が苦手な学習障害と、
注意が散漫で集中することが苦手なADHDと呼ばれるものなどがあります。
(私は、DSM-4の診断基準で自己採点すると、このADHDに該当します。)
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14: 名無しさん@発達中 2014/07/26(土) 07:49:41.98 ID:Uq5PG2RP.net
「子ども虐待という第4の発達障害」 杉山登志郎著(学研)
発達障害の臨床に取り組んでおられる杉山先生は、脳の健全な成長には完全な愛の実現が必要で、 虐待を受けて育った子どもは、 発達障害によく似た症状を示すだけでなく、気質的な変化(脳の体積や重さの減少)もきたし、 生まれながらの発達よりも深刻であると言われています。
一方、トム・ハートマン著『なぜADHDのある人が成功するのか』(田中康雄監修/明石書店)では、 生まれながらのADHDを障害ととらえるよりも、文化的な遺産ととらえています。
トム・ハートマンは、人類を太古からの狩猟民と、その後台頭してきた農耕民に分類し、
それぞれの特性を述べています。
田中先生によれば、別の視点から精神科医の中井久夫先生も巨視的な観点から狩猟民と農耕民に
ついての論文に書かれているそうです。
狩猟民にとっては、遠くのかすかな変化も見逃さない鋭い感覚が必要です。また、狩りの途中で
最初に狙っていた獲物よりも良い獲物を見つけると、
新しい獲物にすばやく切り換える自由さを持ち、逆に言えば熱しやすくさめやすいというADHD
の特性を示しています。
発達障害の臨床に取り組んでおられる杉山先生は、脳の健全な成長には完全な愛の実現が必要で、 虐待を受けて育った子どもは、 発達障害によく似た症状を示すだけでなく、気質的な変化(脳の体積や重さの減少)もきたし、 生まれながらの発達よりも深刻であると言われています。
一方、トム・ハートマン著『なぜADHDのある人が成功するのか』(田中康雄監修/明石書店)では、 生まれながらのADHDを障害ととらえるよりも、文化的な遺産ととらえています。
トム・ハートマンは、人類を太古からの狩猟民と、その後台頭してきた農耕民に分類し、
それぞれの特性を述べています。
田中先生によれば、別の視点から精神科医の中井久夫先生も巨視的な観点から狩猟民と農耕民に
ついての論文に書かれているそうです。
狩猟民にとっては、遠くのかすかな変化も見逃さない鋭い感覚が必要です。また、狩りの途中で
最初に狙っていた獲物よりも良い獲物を見つけると、
新しい獲物にすばやく切り換える自由さを持ち、逆に言えば熱しやすくさめやすいというADHD
の特性を示しています。
15: 名無しさん@発達中 2014/07/26(土) 07:51:29.56 ID:Uq5PG2RP.net
一方で中井先生は、その後台頭してきた農耕民は、全員が同じ作業をする方が良いので、
社会が脅迫的な構造を作り始め、秩序と順列を重んじます。狩猟民は、
貯蔵という概念が生まれ、そこに貧富の差が登場します。
まちがいなく、現代は農耕民の社会であり、遺伝的に2パーセントは存在すると言われる
狩猟民にとっては実に生きにくい世の中であります。
中井先生は、田んぼが何故4角いかを考えると、一つは管理しやすいためであり、
もう一つはそのために野山を切り開いた結果だと言われています。
狩猟民が自然との共存を目指すのに対し、農耕民は自然への対決姿勢をあらわにしたと言えます
社会が脅迫的な構造を作り始め、秩序と順列を重んじます。狩猟民は、
貯蔵という概念が生まれ、そこに貧富の差が登場します。
まちがいなく、現代は農耕民の社会であり、遺伝的に2パーセントは存在すると言われる
狩猟民にとっては実に生きにくい世の中であります。
中井先生は、田んぼが何故4角いかを考えると、一つは管理しやすいためであり、
もう一つはそのために野山を切り開いた結果だと言われています。
狩猟民が自然との共存を目指すのに対し、農耕民は自然への対決姿勢をあらわにしたと言えます
16: 名無しさん@発達中 2014/07/26(土) 07:53:59.65 ID:Uq5PG2RP.net
考えて見れば、クリスマスに幼きイエスを最初に認めたのは羊飼いたちでした。
また、イエスの弟子の多くは漁師たちでした。
聖書に登場するペテロもパウロもADHD的な行動をしています。
(裸が恥ずかしいと服を着て水の中に飛び込んだり、
イエスと同じように水の上を歩こうとしたりします。変容の時は嬉しすぎて、
「幕屋を三つ建てます」と宣言したりします。)
なによりもイエス自身がADHD的であります。旧友有末氏は、
十字架上のイエスを目も見えない、耳も聞こえない、身体の自由も利かない障害者と位置づけ、
また境界線を越えた最初のバリアフリーの人である「障害者の神学」をうち立てました。
私も、これに「発達障害の神学」を加えたいと思います。
先日カウンセラーで文化庁長官であった河合隼雄さんが亡くなられました。河合さんは、
生前日本の個人主義に触れ、欧米の個人主義は神との契約の上に成り立っている。
その基盤のない日本に表面上の個人主義が入ってきたら利己主義になってしまうと
警鐘をならされていました。 旧約聖書を読みますと、
キリスト教の母胎であるユダヤ教は狩猟民の信仰であることが本当によくわかります。
旅する教会とは、福音宣教とは、まさに狩猟を意味していると考えられます。
トム・ハートマンさんは、ADHDの人が成功するために二つの条件を挙げています。
一つは、小さい時に心傷つけられず暖かく見守ってくれる良き理解者(大人)がいることです。
もう一つは、仕事の時に協力してくれる農耕民のパートナーの存在です。
条件の二つともが人であることは、大いに納得のいくものです。
神が私たちを愛してくれたように、私たちも互いに愛し合いたいものです。
引用元: http://homepage3.nifty.com/cadpj/wa61.htm#9
また、イエスの弟子の多くは漁師たちでした。
聖書に登場するペテロもパウロもADHD的な行動をしています。
(裸が恥ずかしいと服を着て水の中に飛び込んだり、
イエスと同じように水の上を歩こうとしたりします。変容の時は嬉しすぎて、
「幕屋を三つ建てます」と宣言したりします。)
なによりもイエス自身がADHD的であります。旧友有末氏は、
十字架上のイエスを目も見えない、耳も聞こえない、身体の自由も利かない障害者と位置づけ、
また境界線を越えた最初のバリアフリーの人である「障害者の神学」をうち立てました。
私も、これに「発達障害の神学」を加えたいと思います。
先日カウンセラーで文化庁長官であった河合隼雄さんが亡くなられました。河合さんは、
生前日本の個人主義に触れ、欧米の個人主義は神との契約の上に成り立っている。
その基盤のない日本に表面上の個人主義が入ってきたら利己主義になってしまうと
警鐘をならされていました。 旧約聖書を読みますと、
キリスト教の母胎であるユダヤ教は狩猟民の信仰であることが本当によくわかります。
旅する教会とは、福音宣教とは、まさに狩猟を意味していると考えられます。
トム・ハートマンさんは、ADHDの人が成功するために二つの条件を挙げています。
一つは、小さい時に心傷つけられず暖かく見守ってくれる良き理解者(大人)がいることです。
もう一つは、仕事の時に協力してくれる農耕民のパートナーの存在です。
条件の二つともが人であることは、大いに納得のいくものです。
神が私たちを愛してくれたように、私たちも互いに愛し合いたいものです。
引用元: http://homepage3.nifty.com/cadpj/wa61.htm#9
17: 名無しさん@発達中 2014/07/27(日) 15:52:42.60 ID:PwVhnbEV.net
イエス・キリストはADHDって面白い視点ですね。
22: 名無しさん@発達中 2014/07/30(水) 19:07:59.91 ID:EdgmnzlF.net
色々うなずける点はありますね。
引用元: ・山上の垂訓こそADHDへの福音
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伝染病への抵抗力の遺伝子みたいなのは数百年で大きく変化していて、それがヨーロッパ人が南北アメリカに植民できて、アフリカにはほとんど植民できない理由の一つになっている。
狩猟民と農耕民族を比べて、ADHDの適応度にそんなに差があるなら、同じ様に遺伝的淘汰は激しく進んでいて、4%も残存していないだろう。
それに数千年間の農耕の歴史の中で、ADHDが問題になった記録や、狩猟民が農耕へ移行することの障害になったなどと言う記録は無い。
実際、問題になったのがここ数十年で有ることを考えると、雇用の中心がサービス業に移ったこと、製造業などであっても先進国に残ってる雇用はサービス業的な能力を求められるポジションになっていることが原因だろう。
狩猟民と農耕民族の違いでは無い。
狩猟民+農耕民族 vs 商業民の違いだ。
『イエス・キリストADHD説』
是非読んでみたいのですが。
それはこの人が勝手に言ってるだけでは?
上にあるトムハートマンの「農耕民族と狩猟民族」の区分から考えて、当てはまる部分が色々ある…って話じゃないかな。
とりあえず、トムハートマンの本はおすすめする。
仮に事実だったとして、薄っぺらい個人主義のまかり通る現代社会において、何の励みになるんだろう。
困り感を伝える人は何を困っていて、どうなると幸せか、とか、どれほどの人間の振る舞いが妥当か(困り感が人間味を超越させるものでないか?)とかをしっかり議論した方がいいよ。
今は使う人によって都合よく用いて、界隈で使い方を一致させて、社会活動をしてるそのムーブしか見えんわ。
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