モリサワの「UDフォント」は学習障害の子にも読みやすい

奈良県生駒市で行われたこの実験の結果を、各自治体の教育長は知った方が良いと思います。そしてなるべく早くに手を打った方が良いと思います。
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UD書体 | モリサワのフォント

ユニーバサルデザインフォント

モリサワUD書体は、
「文字のかたちがわかりやすいこと」
「読みまちがえにくいこと」
「文章が読みやすいこと」
をコンセプトに開発されました。

その過程では、“小サイズですべての文字が問題なく判別できること”をひとつの基準として、ベースとなる書体の各文字が見直され、繰り返しUD書体のコンセプトに適合しているかどうかを検証しました。

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ディスレクシアの息子は、長時間明朝体を読み続けると、酷い頭痛と嘔吐を繰り返します。

定期テストで学年全体でUDフォントかゴシックにしていただけるか、学校に配慮をお願いした際「明朝体が一般的なので明朝体で作っています。」と聞いて、
UDフォントのことが世間一般に知られていないと知りました。
世界の全人口の1割にディスレクシアの人がいると言われていますが、
その人たちが、今まで読めなかったものが読めるようになる。


だけでなく、ディスレクシアではない全て人たちにとっても、読みやすくなったり、脳への負担が軽くなったりすることがわかっています。

広がったら良いことがたくさんです。

感想&反応

ユニバーサルデザインフォント!!
知らなかった😅
うわぁ。。。フォントで認識にこんなに差がつくのか。。。
UDフォントすごいな。
なんでこんなに読めるのか。理屈はわからんのだが。

うちの特別支援教室でも使ってます
見やすくて助かります…笑
私たち文字を扱う編集者にも、フォントのUDを意識している人はまだまだ少ないように思います。文字、色、レイアウトなど配慮事項はたくさんありますが、まずは意識することから。
フォント変えるだけで、楽になる人がいる!
必要な人に届きますように!
生駒市、偉い。
普及させて欲しい。
モリサワフォントを公用化するのは30年前からずっと課題だった話。いい意見なんだろうけど、いまさら感にがっくし感も
なかなか物事は変わりませんね。
何かの拍子に世論が動けば‥という希望もありますが、それも難しいですね。それでも、これまでずっと、ディスレクシアの子の親として、あまりに大きな壁があると感じてきたので、この生駒市の発表は本当に本当にありがたいことでした。
EBPMの実践例!
※実験デザインや実験参加者の抽出方法などが不明なため、因果関係を実証できているかは注意が必要
意外と知られてないのが

・Windows10に標準で「UDデジタル教科書体」として入ってる
・フリーソフト(noMeiryoUI等)でWindowsの各所のフォントも変えられる
・ブラウザの設定でこちらが使いたいフォントを強制的に使う事も出来る
・↑3つの設定に10分も掛からない


フォントはふぉんと大事なんです…

他のフォントの方が読みやすい人も…

前にもつぶやいたが、

UDフォントより他のフォントが読みやすい、という人もいる。

もちろんUDフォントがだめだ、ということでもない。

だから私は教育のUDに「全員」「すべての」という言葉を使わないようにしたい。

また何かに統一するのではなく、できる限り選択の幅をひろげることがUDなのだと思う。
うちにはLDの息子がいるので、聞いてみた事がある。

なんと彼が読みやすいと選んだのは明朝体。

他にも明朝体が読みやすい方が1名、メイリオ派が最も多くて、次いでUD(私にはUDは重たい)。
という事で、読む側が好きなフォントや大きさ、文字色、背景色の選べるタブレットがいいな!
UDフォントが万能かというとそうではないと思うし、そもそもバックライトのタブレットやディスプレイと、スクリーン投射のプロジェクター、印刷した紙媒体ではフォントによって見やすさが変わってくる。おそらくそこに好みの問題も加わるので、いろんな回答が出てくるんだろうな。
紙媒体でグッと詰まった長文を読むときには、やはり行が意識されやすくなるので明朝体が良いと思うけど、かなり行間を空けた場合は教科書体が見やすくなる。
ディスプレイとかだと角ゴシックが、プロジェクターだと丸ゴシックが、その特徴にマッチしてると思う。

要は状況で使い分けできることが大事。
【訂正】
今まで書籍や情報発信に何度も助けられてきました、教育のユニバーサルデザインのパイオニアの先生から、アドバイスをいただくことができました。

上から4行目の「全て」を消した文章でご理解をお願い申し上げます。
UDフォントよりも明朝体やメイリオが読みやすい方もいらっしゃいます。
たしかに…例えば“点字ブロックが車椅子のバリアになる”ということも、状況によってあるわけで…
なので、UDフォントも他のフォントも「要はその場によって使い分けることが大切」ということに納得しました。

また、明朝体を読みやすい人の見え方についても知れて良かったです。
皆さまから、多くを学びました。情報が集まれば集まるほど、自分の知らなかったことが何なのか分かりました。

「UDフォント以外のフォントが読みやすい方もいる。」
「場合によって選択することが大切。」

そこが抜け落ちていたツイートでした。ユニバーサルデザインについて勉強になりました。
UDフォントよりも、その他のフォントの方が読みやすい人もいることに思いが至りませんでした。
分かっているつもりで分かっていないことも沢山あることに気がつきました。

ただ、取り残されてしまっている子どもたちが「いないこと」にされてしまいがちな現状で、当事者の声を伝えて行けたらと思います。
ただしこの資料は明朝体である。
引用元
ユニバーサルデザインの教科書 第3版

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aa モリサワのWEBフォント、試しに導入しようかな…

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