Quoraに投稿された「ギフテッド教育」の現状

これ物凄い回答。一読の価値あり

7歳の息子がいわゆるGiftedな兆候があり、東京の公立小学校での教育が彼にとってベストな環境ではないと感じてます。その背景の中で海外移住を検討してます。観点は問わずおすすめの移住先はどこですか?


<回答>


カナダで暮らして、カナダとアメリカでGifted教育を受けて来た人達を見て来ましたが、失敗例が殆どでした。
と言うのも、北米では、普通の子たちと切り離されて、別の場所で教育を受けて、飛び級させられ、年上の人たちに混ざって大学に数年早く入学させられるという形になるからです。

結果的に「自分は特別」という意識が育って、同年齢の友達が出来ないまま、コミュニケーション能力が育たず、大学を早く卒業しても、そういう精神年齢では全くの「子供」には就職口がある訳でもなく、それでも勉強だけは出来るから、大学院他で何年も学校に通い続けたり、適当な臨時職をみつけて、ある程度の年数をやり過ごした後、ただの人になって、きちんと就職できて普通に暮らせる様になればいいのですが、社会不適合やエリート意識が抜けずに、その後の人生をずるずると引きずって行く人もいます。

(中略)

でも、見ていると、ギフティッドというのは、大抵の場合、他の人より、ある分野で「早く」何かに到達できるという事。
北米のギフティッドプログラムは、飛び級させて早く大学に通わせるのが目標になってしまうみたいです。

ただ、社会でやって行くためには人間としての成長が必要なので、早く大学や大学院を卒業したところで、社会に出られる訳ではありません。
早く卒業しても、何らかの方法で人として成長するための時間を過ごさなければならず、結局、同年齢の子達が大学や大学院を卒業する頃まで社会生活を営めず、それどころか、同年齢の子たちと引き離された子供時代を過ごして、部活動や生徒会を含めた学校の活動やアルバイトや習い事、それ以外の友達づきあいなどを通して人としての成長の機会を失ったというハンディや優越感やコンプレックスを抱えて大人になってしまったり、という負の部分を抱えてしまう可能性もあります。

と言う訳で、北米のギフティッドプラグラムに参加する以前に、そのプログラムを経た子供たちが、その後どうなったのかを、お調べになる事をお勧めします。

全文はこちら
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ギフティッド教育で純粋培養
→社会不適合者化して就職無理
能力って確かに潜在価値でしかなくて、顕在化するにはコミュニケーションが必要で、そのコミュニケーション能力というか社会性が低いと、いくらギフテッドでもポテンシャルが発揮しきれなくてむしろエリート教育が逆機能するみたいな…なるほど…
ギフテッド教育、あるとは聞いてたけど中身はあんまり評判良くないのニョロね……

言われてみればIQ140くらいなら割とそこら辺にもいるはずなのに、有名な研究者とかでも「ギフテッド教育を受けて〇歳で教授」みたいな例はあまり聞かないニョロ……
映画の「ギフテッド」でも、主人公のギフテッドの女の子の、亡くなった母親もギフテッドとして苦労してたから、「この子は、普通の子として育てて」と望んでたなぁ。

この作品を観た時は「すごいなぁ」程度だったけど、RTツイを見てると、かなり難しい問題なのか!と理解。
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飛び級の失敗例は実際耳にしたことがあって、子供が可哀想だなと思った。
それから、ギフテッドのクラス…日本に無いから、良いものを想像しちゃうんだろうな。
アメリカでもカナダでも長男がギフテッドのクラスに通ってるけど、担任の先生によるところが大きい。
たぶん思ってるようなのじゃないよ…
昔は漠然と飛び級に憧れたけど、回答通り何学年も飛ばすと年上同級生に囲まれ友人もできず社交性を育む機会が乏しくなるらしい。

同期はMagnet school出身でそれを見てきたので自分は飛び級せずAPで高校中に一般教養をほぼ終わらせて、学部の4年間は興味のある専門科目に集中して楽しく過ごしたと。
そうそう、俺もそういうやつ何人も知ってるよ。
北米の飛び級みたいな奴より、日本の公立小学校の方が遥かにマシだよ。
だいたい友達と道草したり、カンけりしたりするのが楽しいんだから、そんな大人の都合でエリート教育させたところで我がままな鼻持ちならないアホになるのがセキの山でしょ。
何かの本で読んだが親の教育より子供同士の社会で生きて人間関係を学ぶ方が大事なんだよな。
そもそも教育するという制度はここ最近出来たし、自然状態では親が教育に割けるリソースは少なく子供達同士で遊ぶ事で人間としての社会関係を学んでいくよう遺伝子が設計されてるらしい。
「先進国では一般に就職口が厳しく」という最後の1文が刺さる。
収入と正の相関があるのはIQよりEQだっていうものね
米国のgiftedってむしろきちんとしたカリキュラムを提供できてない教育機関側の言い訳みたいな側面が強い。
親や家庭教師、塾を使って先取りした子がいた時に「giftedだから」って言えばそう言う教育受けられない子も納得しやすいし、本人や親も自尊心が満たされてみんなハッピーだからね。

現在「飛び級」はスタンダードではないらしい

ギフテッドがかならず飛び級するみたいな前提で、かなり勘違いな感じがします。
これ、私が目にするテキサスのギフテッド教育と全然違う。ギフテッド教育は全く早期教育ではない、というのが基本にある。
kogasawara うちのほうも飛び級とか早期教育とかじゃなく、週に一回集められて他の子供と違う授業を受ける・リーダーシップとか育てる系だったと思います
sotopinna 色々と興味を掘り下げて多くの課題に取り組むのが基本で、ギフテッドの子達同士コミュニケーションをとるのが才能を挫かないために大事だと聞きました。
米国で飛び級はもはや流行ってない。
飛び級するくらいなら友達とマッタリ過ごしながら良い成績取って有名大学に行った方が良いみたいな感じ。むしろ1年遅らせて優越感育てようみたいな雰囲気も。ただ遅らせるのは長期的には教育効果マイナスと言う説が多い。科目別の飛び級は逆に増えてる。
これはほんとにそう。子供たちが行ってる学校は千人規模だけど、飛び級は一人もいないはず。僕らの世代の研究者では、一年か二年飛び級したって人何人か知ってるけど。彼らが言うには、高校時代の友達関係が難しいとのこと。

アメリカのギフテッドの複雑な事情

皆さんこの議論はGiftedにあると思われていますが、質問者の困り感は、2eのことをGiftedだと言っている可能性もあると思われます。アメリカでのGiftedという言葉の使われ方と、日本でのGiftedという言葉の使われ方にも相当なスレ違いあり。
ギフテッドと他のタイプとの違い

ギフテッドの定義ひとつで、ギフテッド・クラスの選考基準が変わってしまう。たとえば学業成績で選別する場合、ギフテッドと秀才、成績優秀者は学力的に同じ位置にいる。しかしそこに到達するまでの過程、つまり学習方法や目的に違いがある。この2グループが混在したクラスについては、ギフテッドとは名ばかりで進学クラスになっており本当にギフテッドである子供の救済になっていないという反対意見と、ギフテッドの子供が自分と異なるタイプのグループと接することができる多様性のある環境は好ましいという賛成意見がある。

ギフテッドのなかには2E(Twice Exceptional:二重例外)と呼ばれる、「ギフテッドであり、なおかつなんらかの知的障害を持つ人たち」もいるが、知的障害を伴うが並外れた能力を持つサヴァン症候群の人を、原則的にギフテッドには含めない。 (wiki)
Giftedの話もけっこう在米の掲示板(日本語でも英語でも)では燃えやすい話題。GiftedとHighly Giftedがあり、普通の方はほんのちょっと良くできる程度の子もいる。Highlyは本当にIQ高い子。数学だけ飛び級したりオンラインで補ったりいろいろしてる人が多い。そしてリアルなママ友には聞けない話題。
本当のGifted教育は、学力の部分だけを助けるのでは無く、Giftedであるが故に起こる生活や人間関係等の弱点も含め、助ける教育です。

米国の場合、本来のGifted教育をしている学校もあるけど、頑張って勉強して成績が良い生徒のプログラムとGiftedプログラムを混同している事も多々あります。

日本のギフテッド教育について

誠実な回答ですね。
物事を一面からだけ見るのは危険だという事を私もこの回答で教えられました。

しかし、日本の現状はやはり容認できません。

「セミ・ギフテッド教育」というべき仕組みがあっても良いし、そういう特殊能力を持った人達が活躍できる職場がもっと作られても良いのではと思っています。
Gifted 教育受けたところで就職先がないのはわかったけど、Gifted教育のせいで友達もいないし、コミュ力もないってのはどーかな。
別に2年先輩と同じ学年でも仲良く遊ぶことはできるだろ。学年平均より上かトップより下ぐらいが居心地いいというのは納得。
この回答者の考えも、失敗例ばかりでちょっと偏ってる気はするなぁ。人より賢いお子さんだったら、公務員と社畜を育てるような日本の公立小の教育受けるよりも、早めに英語圏に連れ出して英語や他の外国語を吸収させた方が良いのは間違いない。
東京にはSAPIXのαクラスっていう事実上gifted向けのコースがあるからそれでいいのでは。それで入る中学は先取り学習ですし。
日本だと飛び級はないが、学校毎の選別はある。数学等のとびぬけた才能のある子供は灘・筑駒・開成当たりに多く集まってくるわけで、それなりにシステムができている。逆にノーベル賞受賞者の多くは「元天才児」ではないことにも注意が必要。
Gifted教育を受けているにも関わらず、ゴールをみんなと同じように企業に就職して、それらしく働くことに置いているからおかしいのではないでしょうか?
普通とは違う人として教育を受けたのだから、一般企業の平社員としては働かない覚悟をしないといけないのでは?
これ、マジで勉強なるな。その意味で、特別支援とか合理的配慮とか、どちらも大切とは思うんだけど、「最低限身につけられるコミュニケーション力(あんま使いたくない言葉だが)」を奪う可能性もあるんよな……。

コメント欄含めておもしろー。まぁ記事にでてくる親御さんが教育を受けた時代といまではかなりアプローチ違うのもあるだろうし。ただやっぱり自分はひとりじゃないと思える環境はいずれにしても大事なんだろうなというざっくりな感想。
日本における「特別支援教育」の鏡像を見ているかのようだ。
引用元
gifted/ギフテッド (吹替版)
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