「ピラミッドの上だけが欲しいから、下を切除して上だけを残そう」とは、
合理主義者の陥りやすい罠で、

「下を切除すると上だけが残る」が間違いで、
「ピラミッドは下を切除すると崩壊する」ってことです。


これはあらゆるものにおいて言える。
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オタク業界とかにいるとよく分かるんだけど、

「一番上のものだけ残せばいい。下の下手くそが規制されても問題ない」

って考える人が山ほどいるんだけれど、それやったら崩壊しますよね。
ピラミッドの話だけれど、
「人間の才能っていうのはまるでわからないもの」なんですよね。

創作とか教育とかやってると「見込みがない」「ドヘタ」「話にならない」ってタイプが1年でとんでもなく伸びたりする世界なので。

特に創作はうかつに他人を馬鹿に出来ない。
とんでもなく化ける。
Fランクの大学にも優秀なやつってのはいるもので、学歴ロンダリングどころか、海外の大学院に行ったり、有名企業に研究職で入ったりするケースもあるからなあ。
引用元
似た比喩で『家の二階だけ作っても二階にはならない』みたいな例えよく使ってました。
これは本当に思うなぁ。裾野が広くないと頂は高くならないんだよね。
技術集団のトップが経理的な数字しか見ない人になると、そこは陥落する。
なぜなら、新技術は多数の失敗の上に成り立っているのに、その失敗を無駄と切り捨てるから新技術が完成しなくなる。
日本が近年ノーベル賞を多数取ってるが、ほとんどが昭和の遺産で、じきに枯渇すると謂われるのも同じ。
引用してこれを思い出しました
そういえば、藤子不二雄さんだったかな?

良作を残して駄作を排除しようとするとその文化は無くなってしまうって言ったのは。

気付く人は多いのに必ず排除者がいつの時代にも居る不思議。
20年くらい前は「エヴァやガンダムみたいなのだけ作っていりゃ食えるのに、なんでくだらない子供向け作るんだ。」みたいな批判、よく聞きましたね。
2014年11月に私が所属したディーライツ社はADKの子会社となり「売れてるベイブレード以外は要らない」という方針になって社内から崩壊した経験を思い出します。
優れた人だけ残せない仕組み

1. 優れた人は優れてない人が活動するうちに頭角を現した人なので、集めて活動させるまで誰が優秀か分からないし、いつ頭角を現すかも知ることができない

2. 優れた人が活動するときに協力するのは大量の優れてない人たち

コミケが様々な内外からの批判を退けて「量の拡大」を目指したのは、まさに「頂点を高くするには、裾野を拡げるしかない」からです

故・岩田次夫氏(≒イワエモン)の手記に、そう書かれていましたね…
ほんまこれ。

なろうの歴史でも書いたけど、批判して筆を折らせることに正義感を感じてる人がいるけど、底辺排除したら名作も生まれづらくなります。

大事なのは底辺から名作を抽出するシステムであって、底辺を排除することではない。名作は凡作の山の中からしか生まれない
昔親父が言ってたなぁ…高い能力が欲しいなら、なんでもやってみて、自分経験の裾野を広げないと高くならないんだって…(中学だったか小学生の時に言われたが、当時理解出来ず今になってしみじみ思ってる)
自動車産業でも似たような事例があったなぁ。
「上」ばかり見る人はどれほどの「下」によってそれが成り立ってるのかを知らないのでしょうね
つまり弱者を切り捨てて行けば社会は崩壊するってことですね。
選択と集中理論ってこれだよね。
新自由主義が経済を蝕んでいってるのは当然の帰結なんだろう。
下の部分がやせ細って倒壊する党のようなもの。
倒壊がいつになるのかはわからないが。 
一番上にいるダルマも「下が居なくなれば」一番下に落ちてくる。
下が支えてくれるから上が存在する。

富裕層が一番恐れなければいけないのは「国民の貧困化」だよなぁ。
格差や階層はどうしても出来てしまうけれど貧しい人間を如何に豊かにするかを考えず居なくなっても構わないという社会は上層ですら下層に滑り落ちる社会になる
砂でやる山崩しと一緒だね
現場でレジとか売ってくれて働いてくれてるバイトさんが人手不足で業務過多になる中、低賃金なのどうにかしないとホントやばい。
「ピラミッドは下を切除すると崩壊する」
に同意しているのに
「そうだ上を求める合理主義者は罠にかかるから、上も合理主義者も排除しろ。下こそ至高。」
って話になってしまう罠もある
下というと聞こえは悪いですが基礎のしっかりしていないものがいいものになるわけがないということです。
確かにこれは経済にしても人間性にしてもそうですがすべてにおいて言えることですね。
根と茎と葉があるから、花が咲く。

花である階級の人は、それを忘れぬように。