これまで、数え切れないくらいに児童相談所と関わってきた。
その忙しさたるや尋常ではない。


一人のWさんが100ケース近くを持ち、
この広い、人口約196万人の大都市札幌でも1ヶ所しかない。

あり得ない。

ケースの深刻さをとっても、
もはや人間の出来る仕事の範囲を越えている。
誰もサボってない
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また、学校の先生も疲弊している。
学校と児童相談所との連携は、本当に難しい。
常に予算と人手が足りないせいで、失われていくのが子どもの命と育ちだとすれば、こんな悲しく残酷なことはない。
子どもには何の罪もない。胸が痛く、言葉もない。
何度同じことを繰り返せば、国は動いてくれるのか。
この「今」も苦しんでる子どもがいるのに。
とにかく、時間がないのです。
子どもは一瞬一瞬が大事で、一日一日が貴重で、その時間は二度と戻っては来ない。
その保障が約束出来なくて何が社会か。
一旦、暴力や支配が入り込んだ機能不全家族は、一気に「治外法権」の場となる。
そこに介入していくには、専門性とマンパワーが絶対に必要です。


その担保なしに介入出来るほど、生易しいことではない。
だから、児童相談所も学校も、入る側が疲弊している状態では難しくなる。
自然と意識が避けるようになる。
逃げたくなる。
それが重なると、本当に見えなくなっていく。

ギリギリの状態で働いていると、頭とこころが解離していく。
それが個人ではなく、組織的にそうなっていく。

お金と人手を増やす。
先ずここから始めなければ何も変わらない。

反応・感想

かつて出向で児相に勤めた友人が、トイレに立つ暇もなく過労死寸前だったと言ってました。
現実、一人100ケースどころではないですよね。
人手不足は語られていない、マスコミは相変わらず1場面だけ
自分がWだったら1ケースだけでも精神がすり減ると思うわ。なのになんだこの惨状。ひでぇ。
大阪の南の方では一人100件以上ケースを抱えてます。

自分の子供を傷つけるような精神イカれてる人間相手の、
“子供の命に関わる案件”が100件以上。

深夜だろうと休みだろうと、通告があればタクシー飛ばして行かなくては行けない。
現場にとにかく人材を求めます
区にひとつ児童相談所があっても足らないくらいですものね。

学校でも児童相談所への連絡相談は日に何度もおこなっていましたが強烈な忙しさゆえか対応には時間がかかりました。

救急病院のように緊急対応センターを作り、
保護、シェルターハウスを作り敏速に保護してほしいといつも思います。個人でも。
現状は凄いことになっているんですね。
設置数が少なく職員の人数も少ない。
国や道には、そういうところに目を向けてもらいたいですね。
もっと救える命が増えるように
ケアマネさんは50件とか制限なかったっけ。
公務員もせめてそのくらいにならないと、ケースの把握なんて出来ないよ。
生保経験者も同じように100件くらい抱えてると言っていた。
道理で、退院や在宅のケース会議に生保ワーカーの出席が悪いわけだと思っていた。
児相も同様か…。
漫画・ドラマの「健康で文化的な最低限度の生活」でも新人にいきなり100件以上の保護世帯を任されていた。
こういう、言わば「アンダーゾーン」は人手も予算も足らな過ぎる。
ケースワーカーではありませんが、児相勤務経験ありです。
本当にそうです。
それでも子ども達が一番苦しいのがわかっているから、やるしかなくて。
日本は教育に金かけなさすぎるよ
その中でも児童相談所の職員の少なさはたしかに異常。


日本の児相は海外のケースワーカーからスーパーマン扱いされてるからね。
もっと子供を大事にするシステムを考えないと
「だってそんなとこ力入れても票取れねーもん」
「公務員を減らせ!公務員の給料を減らせ!」ってやってきたツケが分かりやすく表面化した例だな
結局一番割を食ったのは弱者である子供だった、と
今回の件を庇うわけじゃないけど児童相談所も決してサボってる怠慢なわけじゃないんだよね。
保護してもらって助かった命や児童のことなんて公表されないんだし。

何かあると今回のように色々言われる。
人を増やすなり権限もっと与えるなりしないとだめだと思う。
ではそのような虐待児を救うためのコストを賄うために消費税をもっと上げましょうとなったら誰も賛成しない、
それがこの国です。
病気といっしょで、頑張っても救えない命があるということです。
いやホント日本の行政は金の使い所を本質的に間違ってないか?
労働基準監督署にも同じことが言えるよな…問題に対して人数が足りてない。
こう言った問題が起きると、必ず批判と弁解がつきまとう。
何故、児相の幹部は団結して現状をもっと訴えようとしないのだろうか?
マスメディアを利用して現状を訴える事だって出来るだろうに…
文句言うならやってみろでは、何の解決にもならない。
皆、児相を信頼しているのだから…
こういう現場の声がどんどん拡散され、世論を変えるべき
引用元
ルポ 児童相談所 (朝日新書)
大久保真紀
朝日新聞出版
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