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前半の文章を読んで結構共感するんですけど、後半の怒涛の藝大ディスがすごくて惹きこまれてしまったッ!

・藝大生はゴミが好き
・差別心丸出しの学生
・悪夢のような踊りの映像
・ホームレスの私物を盗む男


などパワーワードが続出。
しかもそいつらが皆金持ちという理不尽さ。盛り上がるな〜
藝大とはなんなのか、アートとは何か。
悩む著者。
描かれる地獄のような学生生活。
しかしちゃっかり結果はだす。
飲んで吐いてソシャゲに課金というクソみたいな日々に悩む著者を救ったのは戦車のアニメだった。
可愛い女の子も出てくるアニメ。
ちなみに私もウィスキーとビールを混ぜた飲み物は、最初の離婚をした頃よく呑んでました。
自宅で。
ガルパンに逃避するばかりか、同人サークルまで立ち上げて漫画を描いて荒稼ぎする著者。
うーん、ちょっと共感性が薄れてきちゃったかな……お金……
イイなァ。自慢かな?
しかし心の逃避先、大洗町で著者が見たものは……
あまり理想的とは言えない大洗町とガルパンの関係ないが著者を苦しめる。

・「あなたにとってガルパンキャラはなんですか?」
という質問に「お金です」と答えた亭主。
(著者はガルパン同人で数千万稼いでます)

またも自分の居場所を見失う著者。
ついに
ED不眠ボーダーになってしまう……


額装と精神薬の入れ物で作られてました。
自分の精神病に向き合いながら新しい目標に向かう決意をする著者。
最後まで(しかも卒展で)藝大をディスりまくる著者。

生々しくて露悪的でグロくて賛否両論を生むような作品は私も好きだぞ!
頑張れ著者!

反応&感想

これは凄い、なんというか凄い
藝大生ここに極まれり感
これは十周以上回ってアート
ザ・ノンフィクション
新・漂流藝大生
芸術とは何か
生き方とは何かを考えさせられました。
『「お前間違って藝大入ったんじゃないの?という問いに、今なら答えられると思います。』
までの丁寧口調で壮大なイントロAメロBメロからの、
怒涛のサビ!!サビ!!サビ!!に痺れました。

絶命前の蝉的な趣を感じてしまう…。
なんか、人生って感じで僕は好き

本当は作者のこうした感情や人生を象徴した抽象物で表すのが芸術なのかもしれない

けど、それをすれば作者の人生の細部が削ぎ落とされてしまう
であれば、文章という形でストレートに書くのはいいんじゃないかな
とても好きだ
自分も、偉そうにファインアートを語る教授も生徒も大っ嫌いだったし
自分もだんだんそんな風になっていっているのがキモかった
同人誌とか難しくないサブカルとかのほうがよっぽど心を動かされた
なんかわかんない、私もわかんなかったんだわ、
卒展行ってわけわかんない絵を見て友達がすごいって言ってるから凄いんだろうなと思って
自己暗示して、
海外の昔の画家を暗記してデッサンを狂ったように勉強して、
全部やってもなんかわかんなかったんだよね
ガチで泣いてしまった……
いま、自分の中にある役者や演劇への違和感や葛藤がまんま、文章になっていて、別にこの人はそんなつもりで作ってる訳じゃないの分かってるけど、勝手に共感してちょこっとだけ救われた……わたしの答えを見つけないと………
これ最初、単なる自分語りのアートかと思ったが、ところがどっこい、すべからく魂の叫びであり絶望であり、そして己の心を壊しまくったアートを軽々しく口にする者への怒りである。
後半は他人事でなかったので魂を揺さぶられた。

アートよりオナニーができることのほうが大事

最高の格言だと思う
日々のオナニーより大切な事なんて世の中には無いはずなんだよ、うんうん
読んでて、「自分が作ってるものや分野に対して、物凄い正直にメタになってしまったときに心にできる真空」の感覚がフラッシュバックしまくる。
結局コイツも他人をこき下ろすだけの模範的藝大生になってるという皮肉END
藝大生はそこんらの芸大の人たちよりデッサン死ぬほど上手だし大体芸術は見る側に媚びるものじゃないからね…
なんか同じ芸術を目指してるものとしてはこのツイートは見ててあんまりいい気分にならない。藝大生をなめてはいけない。
芸大生でガルパン同人誌で数千万稼いで同窓生や教授をディスりまくる若者の人生、
そりゃ作品としておもしろいよなあ。
その背景や構造の方に今後踏み込んでいくなら興味深い。
これだけ「面白い」作品を作れるのだから、
芸大が彼を合格にしたのはすごいと思うし、
彼にはそれだけの才能と運があったんだと思う。

しかし才能や運というのは、実家が金持ちであることと同じで、
それだけでは実のところ「面白い」どまりなんじゃないかという気がしている。

反逆の質の問題。
ガルパン同人藝大生、同情はするけど国立大学にまで入ってうまくいかなかった落とし前を周りになすりつけるのはいかがなものか。
向き合うべきはくだらない同級生でも教授でもなく、芸術に対してではなかったか。
ご病気を癒し、より強力な叛逆を企てるべきである。
ファインアート系の学科に在籍しながら商業イラストレーターやオタク分野で成功するクリエイターは時に、卒業制作を最後っ屁のようにして芸術を見下して去っていく事がある。

近現代美術もオタク文化もリスペクトしている身としてそういう所作を見るたびに残念に思ったりする。
いや、人生は自由、芸術は非合理、やってることが意味不明、それで結構。
でも、
貴方は過去の美術家が築きあげてきたものに、サブカルチャー同様に誠実に向き合いましたか
とつい対話したくなる。
xlie_ 学問と職能の混同してはいけないところを混同して、その狭間に巻き込まれて事故ったような印象が。
junkMA 色々と追い詰められ追い詰められ、という感じは作品から伝わってきて、大事な証言になっているとは思いますね。。
xlie_ これを出せたのも含めて、めっちゃ生真面目な人だと思います。
この人も周りを見下してるって意見があるけどもね
まだ芸術とは何かを必死になって探してる分マシだと思いますね俺ぁ
もしかしたらこの人の見てきた「藝大生」もこの人の見てないところで必死に探してるのかもしれないが…
竹澤慶人さん、私が美術予備校の油画科に通っている時にお会いしたことがある。
先生と仲良くなったのがきっかけでよく顔を出してくれて、私達生徒と同じ課題に取り組むこともあった。
その時から身近にある不和に着眼するのが上手くて、胃に鉛が溜まるような、でも目を反らせない作品を作っていた。
辿って読んでみたけど、上げて、落とす 批評の精神が凄い
診断結果になかったけど、双極性障害なんじゃないのかな?

作品の裏にあるストーリーが重要であるとアートの本質を捉えた上で、自分史という物語を提示したんだろうな
好きではないけど、突き詰めたという意味では評価する(何様)
この人、『鬼畜大宴会』とか『ゆきゆきて、神軍』とか森達也『A』みたいなの作るの好きそう。
ホームレスとか障害者とか独居老人とかの「普通の人は近寄りたくないだろうけど、普通じゃない人生経験を持ってる」人の身の上話をこんな風にまとめていったらいいんじゃないか。
この作品解説に登場する狂った人達の人生も覗いてみたい。
著者の文章が、文字数含め全て左右対称になってるのすごい
引用元
最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常
二宮 敦人
新潮社
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