借金玉さん『発達障害にはバリ・ギリ・ムリの三層がある』

昔僕が講演で話したことなんですけど、

発達障害者には

「障害特性を特段問題とせずバリバリ人生をやれる」『バリ」層
「障害特性を苦難と感じながらもギリギリ社会適応出来ている」『ギリ』層
「社会適応がまったく出来ていない」『ムリ』層


がいて、
この三層の利害は食い違うんですよ。

バリ層は「発達障害者でもバリバリやれる、これは才能だ」
っていう主張をするのが得になるし、

ギリ層は「頑張ればやれますけどフォローください」
だし、

ムリ層は「頑張っても無理だから発達障害者は働けないということをハッキリさせてくれ」
なんですよ。


こういう地獄がある。

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全く良くできた地獄だ
ギリとムリの間でもがいてますね。
バリギリムリならギリ以下ムリ以上のどこかくらいの自覚がある
最近、ギリ層からムリ層になりそうな私
バリ層=経営者、専門職、芸術家
(年収かなり高め)

ギリ層=サラリーマン、派遣等
(平均年収より低め)

ムリ層=生活保護、年金受給者
(自由に働けない)

こんな感じかな
私はギリ層だわ。

子供の診断してくれた先生に指摘され子供時代から今までの生きづらさ、しんどさの訳がわかり納得した。
今も毎日綱渡りのようで子供の学校の提出物を締切までに出すので精一杯。電話も苦手。
発達障害がバリギリムリの3層構造なの、まさにスペクトラムって感じだし、
環境次第でどれにでもなる可能性が高いっていうのも伝わりやすい予感。
下手するとこの「バリ」「ギリ」「ムリ」間の対立は定型発達者と発達障害者とのそれよりも深刻かもしれないです
「発達障害」というカテゴリで括られるので自分と別のクラスタに属する人達がメディアに出てそのイメージで発達障害を世間で語られるようになると「違うんだけど」と反発したくなるのかも
層というか、

職場が変わっただけでも「ギリ層」(や無自覚者)から「ムリ層」になったりとか、
本人だけの問題ではないところが厄介ですね。


とくに他人と協同するときのギャップがきっかけで暮しに差し障りが出てくるので。
周りに理解してもらうだけで随分変わるような気がする。
すいません、どんな利害の食い違いがあるのか知りたいです。
まだまだ勉強不足でして…
mooogyo 少なくとも

バリバリ「障害者扱いすんな俺はちゃんとやれてる」
ギリ・ムリ「いや実際問題これ障害やろ・・・」


くらいの差はあると思う。

「バリ・ギリ・ムリ」間の対立構造

発達障害者のバリギリムリ論、

あれ「発達障害には多様性があり色んな立場がある」
って全員が理解していれば解決するんですけど、人間って本当に難しいですよね。

バリがムリを理解したり
ムリがギリを理解するのはかなり難しい。
バリはギリを叩き、
ギリはムリを叩き、
ムリがバリギリ両方を叩く。

この絶望的な闘争、この1年くらい僕を見てた皆さんなら大体見おぼえあるのでは。
僕は、バリギリムリの対立を望みません。

バリ層とギリ層ムリ層はそれぞれ全く別の知見を持っているし、

ある日までバリでも突然鬱や環境の変化でムリまで落っこちる、
そういうこともあります。

ムリがバリに上がった事例も見たことあります。

情報はシェアするべきです。
今の僕はもしかしたらバリに入るかもしれない。
でも、1年後の僕がムリである可能性はハンパじゃなく高い。
僕があの本を書けた理由が「バリに届かないギリ」と「ムリ」の往復を繰り返して両方見えてたからかもね。
バリの人の書いた本はいっぱいあるから書く必要がなかったし。
自分がバリギリムリのどこに属するかまだわかってすらいない状態だと、更に虚無になるので、自分がどこに属するかとりあえず考えた方がいいですね。
ある時はバリの立場ある時はムリの立場って人わりといますけど。
借金玉さんのバリギリムリ論、とてもわかり易い。

1度でもムリから脱出した事ある人と人生オールムリの人とではもう伝えるべき言葉もするべき支援もまるで違うと思う。

自分がどこに居るかって意識できるだけでも見るべき情報がどういうものか分かるかもしれないな。
僕はギリとムリを移動し続けています。
バリからムリがコロコロ変わる人もいる。
【悲報?】『バリ』層、超マイノリティである事が発覚。

異議ありを除いた残り1311票のうちでも6.4%。
この界隈のあらゆるビジネスが『6.4%産業』にならないための相互理解と知恵出しが急務か?
借金玉さんの発達障害者バリギリムリ論。
すでにTL上でバリの範囲ギリの範囲ムリの範囲で解釈が割れまくってて、バリギリムリ抗争を体現しているようだ。

「共感」ではなく「理解」を。

「発達障害と一言で言っても色んな状況があり立場がある、ざっくり分類するとバリギリムリ」

これを「理解」すれば、結構多くの物事が解決しますよ。

共感する必要などどこにもない。
共感は出来なくて当たり前ですよ、立場が違うんですから。

でも「理解」出来ますよね。

それは大事。

「理解は出来ないが共感は出来る」より遥かに良い状態でしょう。
ムリの人が「発達障害者は働けない障害だ、働けてる奴らはフェイクだ」

っていうの、利害と感情論の問題としては正直わかりますよ。
僕のことを詐病と罵る皆さんなどですが。
バリの人たちが「俺は働けてる、働けてない奴らは単なる努力不足と能力の問題だ」

って言うのも同様に、利害と感情の問題としてはとても理解できますよね。
ギリがよく「俺は働いて苦しんでる、苦しんでいない発達障害者は甘え」ってムリ層叩くのは利害として理解不能なのでちょっとわかんないですが。

ギリがムリになる可能性は低くないので、叩いても得ないですよね…。

生活保護叩きとかと一緒で一番非合理なものが一番強力になりがち。
発達障害者、往々にして共感能力が薄いので他人の立場をトレースするの非常に苦手ですが
「理解」するのは十分可能なはずで、

この利害対立は「俺の立場」をゴリ押すと一番数が多くて声がデカい層が勝ち、他の層が押しつぶされるって理解できますよね。
「共感できない」って怒り始める皆さん、今もいらっしゃってますが、
本当にどうにもならないのでそういうのをやめていくのが一番大事で、
発達障害者だからこそやりやすいことではあると思うんですがね。

共感なんかどうでもいいじゃないですか、理解しましょう。
バリ層「発達障害者でもバリバリやれる!差別するな!」
ギリ層「頑張ればやれますのでフォローしてください」
ムリ層「頑張っても無理なので発達障害者は働けないことを理解してください」

この利害対立、完全に理解できるでしょ。
これ「理解」さえしておけばそれぞれどうすればいいかはわりとわかりやすいじゃないですか。必要なものもざっくり見当つくし、バリでも「障害特性による苦労が無い」わけじゃないから、一定の共通項はある。
ムリ層にバリ層の処方箋を与えてもそりゃダメですし、
ギリ層に「いいから福祉受けろ」って言っても芽を摘んじゃいますし。

でも、たった三層に概念分けしておいて、それが可変的なものであると理解しておけば大分綺麗に思考できるのではないでしょうか。
バリは転げ落ちるとギリぶちやぶってムリまで落ちるからなあ(経験談)
発達障害って言葉がしっくり来てなかったけどこう考えると分かりやすい。
同時に本当に難しい問題だなと感じる。
バリ層に見られがちだけど、ギリ層の下辺にいてるから利害対立はもっと複雑なことになってます…

「バリ・ギリ・ムリ」どの層の知見も役に立つ。

今は「ムリ」でも永遠に無理とは限らないし、今はバリでもずっとそうしていられる保証はどこにもない。

そういう意味で、利害対立はかなり危ういですよ。

バリであることに拘り過ぎると転げ落ちた時に危ないですし、ムリに自分を括りつけると動けなくなる。
「ギリギリ頑張っている」ことを自己肯定の材料にするのが一番危なくて、ギリギリアウトなら休むって選択肢が取れなくなりますし。
「今は無理、働かない」って状態にある人はその状態を生き抜く知見を持ってるし、
障害特性を持ちながらブチ抜けていったバリの人は当然そっちの知見を持っているし、
僕が一番声が小さいと思ってるギリ層の人も当然ノウハウを持ってますよね。

これらが隔絶されるのが一番損です。
二次障害がガッと出たらあっさりバリもムリになりますし、
風が吹いてきて好循環に乗ったらムリがバリまで行っちゃうの、
見たことある人も多いんじゃないですかね。

今自分がどの状態かが重要で、
つまるところ生き残ることですよね。
「バリ」の知見ばかりが珍重されてる時代が続きましたが、

勤労が難しい状態で希望を失わず尚生存を肯定して生きている「ムリ」の皆さんの知見の方がずっと貴重ですよ。

再現性が高いので。
バリ、大体「俺は出来た」って話をするので「あなたは出来たんですね」って距離感は必要。
バリ層の知見は「この断崖絶壁を気持ちで登った」みたいなのが多いので、
1個単位であてにせず大量に読んで一般化した方が便利な感じがする。
見えない崖のルートガイドみたいなものがちょっとだけ見えることもある。
人間に必勝法を教えたがるバリ氏、
かなり参考になることを言うことももちろんあり、
敬意ある人の話は大事に聞くべきだけど、
勝ち続けるギャンブラーも棋士もいない。
「ギリ」の皆さんの「なんとか食らいついていく技術」の方が、便利に使える人が多いに決まってますよね。
僕の本もバリ知見はほぼ無し、ギリ層とムリ層の知見で構築しましたし。
本当に求められていたのはそっちだったと思います。
バリバリ働いてた発達障害者が鬱や環境の変化等で働けなくなるのなんてよくあることでしょう。
僕も経験しましたよ。
働けないって状態は多くの行動が制限されます。
楽しいことも減りやれることも減りモチベーションも下がるでしょう。

その状態で「今は無理」と認めながら前向きに生きる「ムリ」層の技術、本当に大事ですよ。
「就労しない」でも別にいいんですよ。
人生を肯定して生きていければいいんですよ。

無駄な敵対がなく知見を共有できればいいんですよ。
バリ層の知見にも極めて参考になるものはありますし。
生きるには知恵がいる。
知恵は多くの人で共有した方がいい。

そして、別に
発達障害者同士が立場の違いで対立する必要はない。

バリギリムリを頭に置いておくだけで、色んなことがマシになると思います。
引用元
発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術
借金玉
KADOKAWA (2018-05-25)
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