20180716_2764990
https://www.instagram.com/p/BlNEdHiFwQG/
1: ななしさん ID:uZlPMTOX0
昭和十年発行

「夫婦和合家運繁栄の秘訣二百十ヶ条」

より

6: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第一條 恋愛は一生涯の事業である

年に二回、陽気の変わり目ごとに行われる猫の恋の如きものは恋愛ではない。
恋愛の花には結婚の実が結ばれなければならない。
だから恋愛は一生涯の事業だと云うのも、決して奇を衒って云うわけではない。
その恋愛、果たして成功なるや、不成功なるやは、二人が死して、いよいよ棺を蓋って後に判断すべきだ。

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5: ななしさん ID:QcrUXDF2i
興味深い

10: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第二條 恋愛は盲目なるべからず

昔から「恋は盲目」だと云う。黒ん坊の奴隷が女王クレオパトラに恋をしかける小説の中での話のように、
片恋に焦れ死ぬのはその人の勝手と云えばそれまでだが、浮気、色気の沙汰ならいざ知らず、
結婚の前提としての真面目な恋愛の場合には、その第一条件はお互いの調和である。
恋は盲目なるべからず、無理のない恋愛が理想的な恋愛である。

12: ななしさん ID:CBShY40Y0
勉強になる

14: ななしさん ID:9lJWhdPS0
真面目だ

13: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第三條 恋愛と友情とを区別せよ

友達の我儘は大目に見て許せる。
しかし、我儘な妻、あるいは夫と毎日朝から晩まで鼻を突き合わせて暮らしているうちには、堪忍袋の緒も切れる。
だから、異性の親友として好ましい相手でも、その友情をそのまま恋愛に転化させることが出来ると思ったら大変な間違いだ。
それをごっちゃにする人には、後からすぐに後悔がやってくる。

15: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第四條 恋愛と浮気心はまったく別物

電車の中で会った人にも、往来で目にとまった人にも、一寸好ましいと思う人があるものだ。
所謂「一目惚れ」とはそのことだ。しかし、そんな浮気心と恋愛とを一緒にすると、飛んでもない間違いのもとになる。
一夜にして咲く花はまた一夜にして散るものだ。恋愛の花は散れば、必ず悲劇になる。
本当の恋愛のためには、そんな浮気心はおさえつけねばならない。

16: ななしさん ID:QcrUXDF2i
ほうほう

17: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第五條 胡蝶の如き恋愛専門家に気を許すな

自分の浮気心をおさえるとともに、また相手の浮気心を見破るだけの用意がなければならない。
胡蝶の如く、花から花へと舞い移る専門的恋愛家に気を許してはならない。
少なくとも一年間は交際してみよ。そのうちに、もし相手が浮気者なら、厭きて他の花に舞い移ってしまうであろう。

18: ななしさん ID:2QDpR3Ke0
想像以上に真面目だった

20: ななしさん ID:9lJWhdPS0
割りと良いこと言ってるな

21: ななしさん ID:QcrUXDF2i
例えが分かりやすいな

19: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第六條 恋愛の要求には簡単に応ずる勿れ

結婚生活に入った後に、こんな人とは思わなかったと、愚痴をこぼす位馬鹿な話はない。
それは、相手の恋愛の要求に簡単に応じたその人の罪である。
夜店の品物を買う時ですら、品物の吟味が必要である。
買って帰ってから、すぐ何んだつまらないと、後悔するような品物を、商人の口車に乗せられて、うかうか買ってしまうような馬鹿な真似をする勿れ。

22: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第七條 自分一人を恋していると自惚れるな

彼女または彼が自分一人を恋していると自惚れたら、大変な間違いである。
そんな気持ちでいれば、相手も「何んだ」と云う気になる。
むしろ、世の中には自分よりもすぐれたものは沢山いるものだと思うべし。
その大勢の中から自分一人を選んでくれたことに対して感謝の気持ちをもち、その心持で生涯相手に対すべきだ。

24: ななしさん ID:p6gs+vAHO
興味深い

23: ななしさん ID:kY4OoScO0
戦前のお堅い奴らが恋愛に飢えてるとはなんか親近感があるね

26: ななしさん ID:QcrUXDF2i
時代は変われど人は変わらじ

25: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第八條 恋愛にも試験時代が必要

恋愛は一生涯に一度のものだ。だから、人はたった一発きり弾を用意せぬ狩人のような慎重な態度が必要だ。
これぞと思う相手を見て、その貴重な一弾を発射すべきだ。
だがその前に、相手の人格をあらゆる方面から注意深く観察するための永い試験時代がなければならない。

27: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第九條 恋愛にも年齢あり

文豪ゲーテとかストリンドベリーとかは老年になってから、まだ二十にもならない少女を恋した。
いくら相手が彼らの如き大文豪でもそんなお爺さんでは少女の方で問題にしなかったのは当然だ。
また例え、少女の方で老人の真情に同情して目出度く結婚生活に入ったとしても、その結果はどう考えても不幸だったに相違ない。
恋愛が結婚に行きつくものである以上、やはり年齢のことについても考慮するのが当然である。

28: ななしさん ID:jsxewx/70
かっこいいな

29: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第十條 恋愛の経験は尊からず

何事についても経験と熟練ほど尊いものはない。しかし恋愛だけにはこれは例外である。
恋愛の経験は少ないほど尊く、また熟練をつまぬほど尊い。
いな、恋愛の経験はその将来の夫または妻に対する唯一度かぎりのものであってほしい。

47: ななしさん ID:jxtTQgeRi
>>29
素晴らしき教え
現代の日本人全員に読ませるべき

30: ななしさん ID:Tjjn2oOLO
>>29
つまり童貞最強ってことだな

113: ななしさん ID:mPnapkCa0
>>29
俺勝利

32: ななしさん ID:QcrUXDF2i
私の刀はまだ一度として鞘から出した事がないから大丈夫だと信じる

31: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第十一條 恋愛保菌者に近づくな

病気には、一度それにかかったら二度とかからぬ免疫性のものと、一度かかった人ほど再びかかりやすい業病とがある。
恋愛病もその業病に似ている。それには予防注射も発明されない。
うかうか近よると感染する恐れがあるから、恋愛病の保菌者に近づく時は充分な用意が必要である。

88: ななしさん ID:okMlZ7E80
>>31
恋愛病の保菌者という書き方が妙に可愛くて好きだ

33: ななしさん ID:9lJWhdPS0
31歳童貞には嬉しい話だ

35: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第十二條 恋人を買い被るな

「恋愛論」で名高いスタンダールも「恋愛の結晶」と云うことを説いている。
平たく云えば「あばたもえくぼ」と云うことで、相手のくしゃみの仕振りまでも何となく嬉しいと云う心理である。
これが一朝恋の熱度がさめかかってくると、相手のくしゃみの仕振りまでが何となく癪にさわると云う心理に転化するのであるから恐ろしい。
だから相手を悪く悪く見積もるほどではなくても、冷静な批判的な態度を失ってはならない。
そうした態度がなければ、後になって必らず後悔するはめになって来よう。

39: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第十三條 恋人に自分を買い被らせるな

自分の恋する人の前では、誰でも無意識のうちに自家広告をしているものだ。
自分を出来るだけ相手に気に入るように見せようとするのは人情である。
けれども、恋愛は結婚への関門であり、結婚生活は一生涯のことだから、
後で段々箔がはけて来て地金が出て来るようになると相手は失望し、結婚生活が面白く行かないことになる。
だから、自分の美点とともに、欠点を理解させることも忘れる勿れ。

38: ななしさん ID:Z4M5A/dr0
なんか日本人だなあ

40: ななしさん ID:QcrUXDF2i
本来こうあるべきだな

36: ななしさん ID:uow9+6/x0
今の恋愛指南書と比較してみたいな

42: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第十四條 結婚争闘は禁物なり

自分の他に競争者があることを発見した場合には、ただちにあきらめて舞台裏に引っ込むことが賢明な態度である。
「あきらめ」と一口に云えば簡単だが、これが実際にはなかなか困難なことは云うまでもない。
しかし、もし競争者が自分以下の者なら、そんな者を相手にしている自分の恋人を「見損った」とあきらめるべし。
またもしも競争者が自分以上の者ならば、そこへのさばり出ることは、すなわち恋人の幸福を妨害することだ。
勝つにしろ負けるにしろ、結果の面白からぬは明らかなことだ。
恋愛小説によく出て来る三角関係を味ってみるべし小説としてのん気に読んでいる時には面白くもあろうが、
実際自分がその渦中にあるものだとして考えて見たら、まったく御苦労千万とも、
馬鹿らしいとも何とも云えぬ余計な閑つぶしであることに思い当たるだろう。

43: ななしさん ID:DtFjpA0W0
もっともすぎワロタ

44: ななしさん ID:9lJWhdPS0
当時は有名だったんかな
かなりしっかり書かれてるな

45: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第十五條 恋愛も生活から

生活を考えぬ恋愛は有閑紳士有閑婦人の恋愛である。
遊戯に過ぎない恋をして、恋人同志がめいめいの家を飛び出して、温泉場などを嬉々として遊び廻っているうちに金に窮して、
遂に死を計った等と云うことは三面記事の材料として、新聞記者を喜ばすだけの価値きりない。
まづ自分の生活、相手の生活を考えよ。生活の中から生まれ出た恋愛こそ本当の恋愛である。

46: ななしさん ID:18xlWGGf0
真面目かよっ

48: ななしさん ID:0DV74B0u0
戦前育ちの文章は本当に読みやすくてきれいだわ

49: ななしさん ID:QcrUXDF2i
現代日本人のみならず未来永劫語りついで良いと思う

50: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第十六條 恋人の第一の資格は飽きの来ぬ人たること
「目についた女房そろそろ鼻につき」それでは困る。一生涯恋しても飽きの来ぬ人。
いな、永く一緒に居れば居るほど、ますますよくなって来るような人でなければ真面目な恋愛の対象にはならない。それが恋人の第一の資格だ。

51: ななしさん ID:ONmG6JGz0
正論すぎてワロタ
つい最近、生まれて初めて彼女が出来た俺のためのスレかと思った

52: ななしさん ID:QcrUXDF2i
>>51
爆ぜろ

53: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第十七條 誰からも好評な人を選ぶべし
あの人は皆に誤解されているが、自分だけはあの人の真価を知っているなどと、自惚れる勿れ。
それは恋愛のために正気を失った場合に誰でも云うことだ。
もとより、世間の評判などは極く皮相的なもので、そんなものにとらわれることは間違いだが、
その人の兄弟姉妹とか、極く親しい者がその人をどんなに批評するかを注意しなければならない。
その人が日常親しく接触している人の誰からも好評であれば、その人を恋人に選んで間違いがない。

61: ななしさん ID:TsqmJ1yY0
>>53
「あの人は皆から誤解されているが、自分だけはその真価を知っている」
あるある過ぎてわろたw

54: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第十八條 恋愛の陶酔に正気を失う勿れ

恋愛と生活を取り換えっこしてはならぬ。一生涯恋愛の陶酔の中に生活することが不可能であるのはわかりきったことだ。
だから一時の感情のために生活をめちゃめちゃにしてしまっては何にもならぬ。
生活を豊富にするのが恋愛である。生活を破滅させるのは頽廃である。恋愛の陶酔の中にも正気を失わぬことだ。

57: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第十九條 結婚に到らぬ先に恋の油を燃やしつくすな

金銭の浪費は生活を破綻させ、愛情の浪費は恋愛を破滅させる。
恋愛が一時の遊戯に過ぎないものならそれでもいいが、しかし恋愛は永い結婚生活の大道につづく関門であることを忘れてはならぬ。
熱愛しすぎた同志が結婚生活に入る頃にはそろそろ恋愛の倦怠期になっていたりするようだと、
その人々は味気のない結婚生活を送らなければならないことになる。西洋の諺で「結婚は恋愛の墓」と云うのも、このことを云ったものだ。

58: ななしさん ID:emtbGrsk0
面白いな

59: ななしさん ID:ct3FbvgsO
ビッチとヤリチン、見てる~?^^

60: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第二十條 打算する人に許すな

理性と打算とを混同するな。理性的でなくてはならぬ。しかし打算的な恋愛をする人に決して許してはならぬ。
算盤がはずれた時には恋も終わりとなるようでは言語道断である。理性はある場合には自己犠牲をさえ要求するものである。

65: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第二十一條 親しき仲にも礼儀あり

恋人同志の間に遠慮は野暮の骨頂である。遠慮がなくなることに比例して親密の度はまして行く。
しかし礼儀と云うものは遠慮とは全く性質の異なったものだ。
相手の人格を無視した言動や、自分勝手の要求ばかりしているようでは相手を憂鬱にさせ、やがて厭きられる。それをしないのが礼儀である。

75: ななしさん ID:56av9Ro40
有名な本かと思って「恋愛成功の心得」でググったら合コンでモテる術とかいっぱい出てきて>>1 の本との差にワロタ

72: ななしさん ID:Ntr/qPEGO
今も昔も恋愛の概念ってそんなに変わらないんだな
なんか昔の人と親近感湧いた

67: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第二十二條 人に疑惑をもたせるような言動は禁物
智者も学者も踏み迷うのが恋の路である。賢明な人でも恋人のこととなるとつい熱して来て、傍の人が「はてな?」と思うような態度を見せたりする。
しかし、こんなことは百害あって一利なき余計なことだ。
成功すべき恋愛が、傍から水をさされて失敗に終わるようなことが起こるのは、往々こうした軽率な態度に原因しているのだ。

68: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第二十三條 口達者には警戒せよ

新聞に時々現れる所謂「色魔」の特徴は口の達者なことだ。
自分はこれこれの大学の教授だとか、自分の父は華族だとか、自分は有名な芸術家だとか、
言葉巧みに法螺を吹いて相手を煙に巻いておいて、巧妙に魔の手を伸ばすのである。
まったくの法螺ではないとしても、とかく自己広告をしたがる者には気を許してはならぬ。
そう云う種類の者には健実な人物がいたためしがないのである。

70: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第二十四條 不平家に警戒せよ

何にでも不平を抱く人がある。
そんな人物にかぎって天下国家の問題で大きな不平を抱くと云うような気概はなく、
自分の家庭、自分の友人、自分の地位に対して常にぶつぶつと不平を呟いているもので、
そんな人物と結婚したが最後、箸の上げ下げにまで文句を言われなければならない。
朗らかな家庭生活なんかは望むべくもない。深く警戒すべし。

71: ななしさん ID:tNypQEWn0
>>70
わろろん

73: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第二十五條 道ならぬ恋は禁物

道ならぬ恋のために身の破滅を招いた人々の記事が、毎日の新聞紙上から絶えたことがない。
まさか自分がそんなことをするはずが無いとは誰もが思うだろうが、運命の戯れは神秘である。
誰も自分の将来を知っているものはない。しかし、どんな機会に、どんな立場におかれようとも、
「道ならぬ恋はすまじ」と固く心に銘じておけば、他人を苦しめ、自らも苦しむこの地獄からは救われるであろう。

76: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第二十六條 石橋もたたいて渡れ

恋愛に大胆勇敢は禁物である。石橋も一度たたいてみてから渡る小心と臆病が必要である。
なぜなら恋愛は一生涯に一度たるべきもので、その失敗は一生ついて廻るものだからだ。
余りに臆病なために一度の機会をのがしても、再びよりよい機会が来ることもあろう。
しかし、用心を欠いたために、一度の機会に失敗してしまったら、とりかへしがつかぬ。

78: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第二十七條 子供たちに聞かせても恥のない恋愛を

同じ恋愛小説でも、その筋の命で発売を禁止されるような醜いものもあれば、学校の教科書にも使用されるものもある。
出来るならば、自分の子供たちに語って聞かせても恥じないほどの、美しい無理のない恋愛から、結婚への筋道を通りたいものだ。

79: ななしさん ID:uZlPMTOX0
第二十八條 明るみに出されても恥なき恋は最上の恋

ガラッと障子を開けられて、アッと逃げ惑うような恋はなすべからず。
明るみに出されても、恥なく、堂々と大手を振って通れるような恋は最上の恋だ。
恋愛に、無理もなく必ず成功する秘訣は、こうした恋をすることだ。

66: ななしさん ID:QcrUXDF2i
これは勉強になる

64: ななしさん ID:DtFjpA0W0
首メッチャ縦に振りながら読んでるわ

http://viper.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1323265425/