「疲れ」には肉体的な疲労と、「脳が原因の疲労」がある
■疲労には2種類ある
「疲れる」ということはヒトが生命活動をしていく上で必要なサインで、過剰な活動に よって疲弊したり病気になるのを防ぐための重要な症状なのです。

疲れるサインを無視して働き続けたり体を酷使し続けると、過労死やうつ病、生活習慣病をはじめとする様々な病気が起こってしまいます。じつは、その「疲労」は、カラダとアタマを守るための機構として2種類に大別されます。

一つはカラダの疲労、運動などによる肉体的な疲労「末梢性疲労」、もう一つは肉体的な限界に至る前に感じられる疲労「中枢性疲労」です。この2種類の疲れは表裏一体の関係にありますが、『今、自分がどちらの疲れを強く感じているのか』を自覚することで、その時有効な疲れの対処法が変わりますので、疲れを感じた時、まずこの2種類を意識するようにしましょう。(*1)

それを踏まえた上で、疲労の原因が何かを解説したいと思います。

■「疲労物質=乳酸」はもう古い!?
これまで「乳酸」が疲労の原因物質と考えられていましたが、近年の研究によりその考え方は過去のものになりつつあります。従来、乳酸は筋肉の中では疲労回復を遅らせると考えられてきました。血中に放出された乳酸は体内pHの低下(体液のバランスが酸性に傾く)を生じさせることに加え、乳酸が脳にも回り、これが筋肉疲労を脳に知らせているシグナルで、かつ脳の疲労の原因物質であるかのように極めて単純に考えられた時代もありました。(*2)

しかし、乳酸は疲労を抑制するように働く、という従来と真逆の研究成果が注目を集めています。乳酸は運動により筋内から血中に放出されますが、筋肉や心臓に取り込まれ、エネルギー源として利用されることが判明しました。また、脳でも乳酸が神経細胞周囲の細胞によって作られますが、疲労の抑制やエネルギー物質として利用されることがわかってきたのです。(*3)

(中略)

■脳の疲れと疲れに伴う症状は「酸化ストレス」が引き起こしていた
前頭前野で処理されたストレス刺激が脳内で大きくなると、脳の活動が活発になり脳の酸素消費量が増大します。酸素がたくさん使われた後には、その副産物として大量の活性酸素、つまり酸化ストレスが産生されます。通常は酸化ストレスから細胞を守るシステムが働き、活性酸素は除去されますが、処理しきれないほどの酸化ストレスが産生されると、細胞がダメージを受け機能不全に陥ってしまいます。このダメージやストレス負荷が脳の各部位に伝わることで、疲れやだるさを感じたりカラダに異常が生じるのです。(*6)

■前頭前野:作業効率が落ちる、やる気がなくなる、寝られないなどの症状が現れます。これは疲労感を増悪させ、さらにストレスがかかるという負の連鎖に陥ります。

■大脳辺縁系:大脳辺縁系にストレス負荷が伝わると、ストレスから身を守るために自律神経、内分泌などを介してストレス反応を形成します。その結果、胃腸の不良、肩こり、頭痛、注意力低下、抑うつ感などが症状として現れます。

■脳内神経伝達:疲労感と脳内の「セロトニン」と呼ばれる神経伝達物質の枯渇は密接に関係しているとされます。脳細胞が酸化ストレスによりダメージを受けることでセロトニンが枯渇してしまい疲労感が増します。うつ病では、このセロトニンの低下がうつ状態の主因と考えられており、セロトニン神経伝達部位でのセロトニンを薬剤によって増やすとうつ状態が改善されることが知られています。
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疲労や精神的ストレスは脳内で活性酸素などの酸化ストレスを生む。前頭前野ではセロトニン分泌が低下し、抑うつ感、疲労感、意欲的か、作業効率低下などを生じさせる。大脳辺縁系では自律神経やホルモンバランスが崩れ、頭痛や肩こりなどの症状が生じる。酸化ストレスを解消するために免疫細胞から「インターフェロン」などの免疫物質が分泌されるが、これは酸化ストレスの処理だけでなく、脳内神経伝達物質である「セロトニン」の分泌も阻害し疲労感に拍車がかかる負の連鎖を生む。

それだけではありません。酸化ストレスが発生すると、それから体を守ろうとする免疫機構が働きます。例えば、免疫物質の「インターフェロン」は上述のセロトニン分泌を弱めてしまうことがわかっています。(*7)B型肝炎、C型肝炎の治療などで用いられた「インターフェロン治療」の代表的な副作用が「うつ病」であったことは多くの人が知るところです。インターフェロンはカラダを守る物質として有益ですが、疲労感やうつ病の原因にもなるのです。

https://www.huffingtonpost.jp/yasuhiro-nakamura/fatigue-lactic-acid_a_23622054/

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25: ななしさん ID:c6kLWkN8
なるほど、疲労は脳の中で起きていて、筋肉は疲れていないんだね 

12: ななしさん ID:dc/OBnDi
生物のエネルギー消費は酸化を意味するからな

酸化に疲労の鍵があるという説明は説得力があるな

2: ななしさん ID:+8hBjtq+
何だよ、結局セロトニンかよ

3: ななしさん ID:P8OgHUJU
>>1
しかし、乳酸は疲労を抑制するように働く、という従来と真逆の研究成果が注目を集めています。

出たよ、真逆の説
○○は身体に悪い!→実は良い効果もありました。ってやつ。

44: ななしさん ID:fV+nuv28
ストレッチパワー(乳酸)はどうなる?
ストレッチマンも廃業の危機だな

28: ななしさん ID:ATThzohA
>>3
乳酸は犯人じゃないけどマーカーには相変わらずなるんだけどね。

20: ななしさん ID:Tq5MOb/P
>>1

 活性酸素自体は細菌とかを殺すための防衛機能でもある。
 と昔は聞いたが。

29: ななしさん ID:9SAYNK5Q
>>20
細菌だけじゃなくて自分の細胞も損傷するよ
兵器みたいなもんだから

19: ななしさん ID:ZtcDT6d7
結局、インターフェロンがイカンってことか?

38: ななしさん ID:q1Kgl7sU
インターフェロン打ってたときは悲しくて泣くことが多かった

セロトニンのせいだったのか

46: ななしさん ID:dGfCjO3G
疲労は脳が作り出すというのは
セントラルガバナーモデルという
筋肉の状態を直接疲労として知覚していないから(脳を経由した間接的な感覚であるから)
ラストスパートが可能になる

39: ななしさん ID:rV+iz8rc
疲労とはすなわち「心配」なんだよな
脳のとある状態を指す

試しに一瞬だけ安心モードに切り替えてみな
タスク全部こなせる力が湧くから

31: ななしさん ID:ejWdi/A4
セロトニンが阻害されるのって
今の状態で一杯一杯なのに行動的なままだと身体の負担が大きいから
行動が低下するように仕向ける感じなのね

41: ななしさん ID:QShw+zng
頭酷使し過ぎると鬱になるってことだな。

40: ななしさん ID:2YI072BS
>>1
で、どうしたらいいわけ? 

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