当サイトのコテハン氏が「一つの情報を処理している時、他のことに注意が向かない特性」についてワーキングメモリ論と絡め論じており、面白かったのでご紹介。



以下、過去記事のコメント欄より(一部改変)

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18: 個性的なPスイッチさん

ある本で読んだ仮説では、発達障害者の内部情報処理もシングルタスク特性の様に
「一度にひとつずつの処理」になってるんだと。

お絵描きソフトに例えると健常者は「レイヤー処理機能あり」で、発達障害者は「ペイント」

しかも健常者にとって社会性レイヤーはロックがかかってて下地のように絵全体のトーンを支配しているのに対し、
発達障害の場合はレイヤーもくそもなく社会性について考えるとき「独立してそれのみ」処理している。

しかも、どの絵について処理するか選択的な形での処理がしずらく、処理が入れ替わりがち。
だが健常も発達も「みんなそうだ」と思いがちで、そこにギャップが生じやすい。


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そして、この考え方でコイツ↑の職場での行動を説明すると、
「社会性」という絵(側面)を処理する間は「上司への気遣い」という命題を守れる。

だが、何か別の難しい問題を片付けようとした時に社会性の絵(側面)は処理領域からはじき出され、べつの絵(側面)が領域を支配する。


両方の処理はできないので、その間は「配慮できてない事にすら気づかないほどの無配慮」になる。

だが、つぶやいた事実そのものは覚えているから、あとで自分の振る舞いについて改めて「社会性に注目した時に」気づくことはできるが、その気づきがなかなか「反省」として活かせない。

これは発達にダブスタが多くなる理由とも言える。

知識として知ってはいるから、正しい事が「言えはする」のだが、いざ実行する時にはその側面ははじきだされるのだ。


30: 個性的な名無しさん

>>18
その全てを説明する便利な言葉が「ワーキングメモリが足りない」


33: 個性的なPスイッチさん

>>30
近いけど、少し違う気がする。
足りないと抑制されるはちょっと違うよね。

「情報処理過剰選択仮説」ていうの。

正式な仮説ではないけど。 コピペ↓

問題解決のために脳内で行われる並列的な複数の処理の間で、
「特定の処理のみが優先され、他の処理が抑制されてしまう」
という隔たりがアスペルガー症候群の本質では、という考え方


35: 個性的な名無しさん

>>33
ワーキングメモリが足りない→一度に処理できる情報量に限界がある→特定の情報のみが優先され、他の処理が優先されてしまう

同じかと。。


36: 個性的なPスイッチさん 

>>35
ん~そうかな~
メモリが少なかったら客観的には同じに見えるかもしれないけど…。
専門家じゃないからこれ以上は説明できないや。


37: 個性的な名無しさん

ワーキングメモリだと、入力したのに処理出来ない情報がある
抑制やペイントの例えでは、 そもそも情報が入力されていないって感じがする


40: 個性的なPスイッチさん

>>37
ん~
この説の「抑制」はどっちかって言うと「情報が保持されたまま無視される」イメージかな。
メモリが足りないと保持も難しいよね?つまり覚えられないから、あとで内省もできない。

アスペの人は覚えてはいる。でも適切な判断はできない。
だからこそ「わざとだ」という誤解も生まれるのだけど…。そういう感じ。


41: 個性的な名無しさん

>>40
メモリが足りなくて受けとめきれず流れて消えてしまうわけではなく、 受取印は押された状態で未処理のまま倉庫の片隅にしまわれちゃう感じ?


42: 個性的なPスイッチさん

>>41
そうだと思う。
ペイントという例えはあんまりよろしくなかったかもしれない。

例を改善→

アスペの思考はレイヤー機能があるソフトだが、
一つのレイヤーを可視化するとそれ以外のレイヤー全てが自動で不可視になる仕様

の方が適切な例えかもしれない。


44: 個性的な名無しさん

ワーキングメモリっていうと短期記憶の容量の問題だと思ってたが ググってみるとそういう話も結構出てくるな

注意の向け方の制御や、情報や行動の管理、抑制を行う 「中央実行系」なるものが想定されてたり
人は四つの物事にしか焦点を当てられず その中の一つだけに特に大きな注意を払うみたいな理論もある
この話で言えばその中央実行系の能力が低いとも言えるし
発達障害者は一つのものにしか焦点を当てられないとか 特に大きな注意を払う対象の切り替えが不得意とか言えるかな


45: 個性的な名無しさん

例えば10入力されたとして、それを10認識できてるんだけど、実行できるのは1個だけ。

だから、タスクから離れて過去を俯瞰した時に、「自分は10認識できてたのに、なぜ1しかできなかったんだろう」と考えてしまう ってんならワーキングメモリ理論も同じだよ

ようは手はたくさんあるんだけど、動かせるのは一本だったりするのがワーキングメモリが足りないADHDにありがちな症状。

ある手にはリンゴ、ある手にはナイフ、ある手にはボール、ある手には皿を「持つ」ことはできるんだけど、リンゴを剥きながらボールに皮を入れ、切ったリンゴを皿に盛り付けつつ鍋の火加減もチェックする、みたいなことはできない。

実行に移そうとすると、途端にどの手に何を持ってるのか忘れてしまう。

認識領域のスケッチパッドからはみ出た部分は”ないのと同じ”になってしまう。

だから、一瞬だけ池沼になる。


46: 個性的な名無しさん

>>42
透明でなく不透明の新規レイヤーを増やして書き込む上に、 乗算など他のレイヤーと混ぜて処理する機能も無い
一つ一つの要素が分離したままで管理されている
、みたいなイメージか


47: 個性的なPスイッチさん

一言でワーキングメモリ不足っていっても その内実にはずいぶんバリエーションがあるのねぇ…。

「保持できてるのに処理できない」のもワーキングメモリ不足に含める解釈があるのね。
こりゃ認識不足でした。

>>46
それが言いたかった!

その本では定型発達を「新たな情報を自分の多層レイヤーになじませ、無意識に意味を変える特性がある人」とも表現できる、としていた。

そのへんが柔軟な適応力の所以なのかもねぇ。


48: 個性的な名無しさん

>>47
ちなみにそれなんて本なの?


49: 個性的なPスイッチさん

アスペルガーの人はなぜ生きづらいのか? 大人の発達障害を考える (こころライブラリー) 作者:米田衆介


51: 個性的な名無しさん

>>46
横レスだけど、ワーキングメモリをコンピュータのメモリ風に解釈してみる。

1の情報を保持するのに容量1、1の情報を処理するのに容量1、 あわせて容量2が必要だったとする。
10のメモリしかない状態で9の情報が入力された場合、残りメモリ容量は1。
この余り容量1を使って9の情報を整理加工しようとして動かなくなるのもメモリ不足。
9のうち4の情報を追い出して、残り5の情報をあいた容量5で整理加工し、 情報4がどっか行っちゃうのもメモリ不足ということになる。
あくまでもコンピュータ風に解釈した場合なので、人間の脳でも同じかは知らんけど。


53: 個性的な名無しさん

逆にワーキングメモリが少ないがゆえに,効率化や最適化の能力が上げられるんじゃね?
つまり,あんまり覚えられないんで余計な事省いていく能力が洗練できるという話を聞いたことがある。
例えば,プログラマとかだとできるだけ無駄のない簡潔なコードを書くように書くようになるって。


54: 個性的なPスイッチさん

たぶんそれはワーキングメモリが低いから、というよりも「そういう人はそういう方向の努力のモチベーションを維持しやすい」という事かもしれないね。

できる人にはできない人がなぜ出来ないのか分からないから、容易にしようというモチベーションを持ちにくいし、やろうとしても続かない。
下手したら、自分の優位性(演算能力の高さ)を揺るがすそうした平易化を嫌ってすらいたりしてね。冗談です。


52: 個性的な名無しさん

ワーキングメモリの大切さがよく分かった…少ないと支障きたす訳だわ


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