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1: 名無しさん 2016/07/02(土)21:06:50 ID:DB6
7/1

平日は6時半にアラームを設定する。

でも二度寝の甘くて暖かい誘惑に勝てなくて、7時過ぎにお母さんが叩き起こしに来るまで惰眠をむさぼるのがいつものパターンだ。

今日もご多聞に漏れず、うめき声でお母さんに応え、もそもそと子供部屋を後にする。
そのとき毎回今日は早く寝ようと、強く決意するけど果たされないのもいつものパターンだ。

昨日もご多聞に漏れず、ゲームや読書で現を抜かしいていたら夜が更けてしまった。
お父さんの話にああとかおうみたいに相槌を打ちながら朝食をとる。

これが20代半ば、発達障害者の一日の始まりだ。

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5: 名無しさん 2016/07/02(土)21:17:47 ID:DB6
8時前に家を出ていつもの道を通り、いつもと同じ電車に乗る。

声が若いはげと、優しそうな見た目に反して轟くような低い声のオッサンのサラリーマンコンビは今日も近くにいるらしい。

ふと、前に読んだ短編小説を思い出した。
怪奇現象に巻き込まれ、同じ日を何十回も何百回も繰り返す事になった女子大生の物語だ。

紆余曲折あるも、主人公は同じ境遇の人たちと出会い、友達を見つけ、奔放な時の囚人としての生活を謳歌する。

でも、そんな日々は長く続かず、ハッピーエンドともバッドエンドともつかない結末を迎えた。


6: 名無しさん 2016/07/02(土)21:18:41 ID:wXc
発達障害だけど親と会話するネタすらねーわ


8: 名無しさん 2016/07/02(土)21:21:01 ID:DB6
>>6
早速ナカーマ
僕は家族や仲いいやつとなら多少はいける
受け答えはおかしいだろうけど。


7: 名無しさん 2016/07/02(土)21:19:10 ID:U3d
なんの発達障害なん


8: 名無しさん 2016/07/02(土)21:21:01 ID:DB6
>>7
ADHDってことになっとるがアスペも併発してる気がするんだ


10: 名無しさん 2016/07/02(土)21:25:59 ID:DB6
そんな悲劇の主人公を自分と重ねながら思い出していることに気付いて恥ずかしくなった。
と同時に怖くもなった。

何年も同じ職場で同じ仲間と同じ作業を繰り返しているからって、それだけで主人公と同じく白い死を待ち望むようになるほど病んだのかと。

そこまでじゃないはず。
でも規則正しい社会人生活は、どうも居心地が悪い。

健常者がそんな話をするのを聞いたことない。
彼らは兵器なのだろうかと思案にふける


17: 名無しさん 2016/07/02(土)21:39:51 ID:DB6
始業の10分前に会社に着く。

朗らかに挨拶して予定表を見た。
そのとき初めて今日から7月になることに気付いた。
それが分かったとたん、遂に夏が来たという実感がふつふつとわいてきた。

今年の夏は何かあるかあもしれないと、根拠のない期待が胸の中ではじけて、スキップしたくなった。

でも、去年の夏のはじまりも同じ予感を抱いて迎えた筈なのに、平凡に、粛々と、あっけなく日々を消費して、何事もなく秋になった事を思い出した。

盛り上がった気分は、口を解いた風船より早く萎んだ。


22: 名無しさん 2016/07/02(土)21:48:51 ID:DB6
僕の仕事は障害者枠だ。


我々障害っ者枠で入社した者は皆、総務部の一つの課に配属される。

その課の中は5つほどの係に分かれていて、それぞれ別の業務を行う。

係の内部は実作業を行う知的障害者や発達障害者の契約社員と
契約社員の管理とか他部署との折衝を行う健常者や身体障害者の社員で構成されている。

僕はデータ入力を担当する係に属する契約社員だ。
週5で1日6時間ほど働いてる


25: 名無しさん 2016/07/02(土)21:58:49 ID:DB6
9時になり朝礼が始まる。

内容はいつもの如く暑いから水分補給を云々、事故に気を付けよう云々、今日の仕事内容云々も予定表に書かれていること以上のことは話されない。

学校の朝の会より内容が無い。

そんなことよりも新しい事業とか、少し前に耳に挟んだ特例子会社設立の件とか、変わり映えのある話を聞きたいんだ。

でも、契約社員の僕らには話すわけにはいかないから、同じセリフを繰り返すしかないのだろうか
それとも、この人も僕よりほんの少し知ってる範囲が広いだけで、彼自身も全体像を掴めてないのかもしれないと思った。


30: 名無しさん 2016/07/02(土)22:15:50 ID:DB6
9:10

朝礼が終わり、社員たちとおしゃべり。

内気な知的障碍者の同僚がサボるなと言いたげな視線をよこしてくるけど気付かない振りした。
お喋りをひとしきり続けて、のろのろとデスクに着く。

予定表通り、昨日のアンケートの続きをもくもくと打ち込む。
ADHDで集中力が続かない僕にとって、3日目で退職を真剣に考えるほど、
苦痛だった。

でも強いて集中するのではなく、あえてとりとめのない思考に身を任せつつ、その片手間にだらだらと入力すると、自然と仕事が進むようになった。

入力と妄想との全力のマルチタスクで、自分の意識の輪郭が曖昧になる感覚にひたすら酔っぱらっていた。


40: 名無しさん 2016/07/02(土)22:38:33 ID:DB6
僕らの上司となる社員の人間性は玉石混淆だ。

別部署の仲がいい契約社員が社員から酷い仕打ちを受けたという話もたまに聞くし、悪い噂が絶えない人もいる
でも僕の係の社員は玉の方だと思う。

優しいし、精神的に僕らの目線に合わせて話をしてくれる。職位は違うけれどその壁を感じさせない人たちだ。

一緒にいると、お喋りをしていると、僕も彼らと同じように自分がまともになった気になれる。
でも彼氏(彼女)がとか、幼稚園入った息子がとか、車がとか、僕に縁のない話題が出る度にそれは恥ずかしい勘違いだったと思い知らされる。

同じ会社に同じ枠で入り、同じ係に属しているけれど、社員と契約社員の間には、どうしようもないほどデカい差が存在する。

これまで彼らは年相応の事をこなして経験してきた。負けなし人生とは思わないが大敗はなかっただろう。

部活をし仲間と汗を流し、恋をし、夢を追う人並みの半生を生きてきたと思う。
そして今、会社員として立派に働いている。

障害者枠だから、一部上場企業の社員としては給料は低いかもしれない。でも家族を養えるほどには稼げている。

でも僕は違う。

誰も悪くない、ぶつけどころもわかあらない、このやるせなさは今日も見ないことにした。


46: 名無しさん 2016/07/02(土)22:51:25 ID:DB6
「イッチさ~んwww今日もいっぱい間違えてますよ~wwww」

やばいと思った時には手遅れ。たくさんいる検品候補者。
そのなかで毎度大声で僕のミスを報告するアイツにお鉢がまわってしまった時点でこれからの数十分は確定される。

いつものように上司が険しい顔で話を同僚から聞き出す。その間も大声で報告。まるでさらし者・・・

上司の次の言葉は予想がついた。いや、経験で知っている。

「イッチ君、ちょっと来てくれる?」

面談室にさらわれて、軽く叱られる。


47: 名無しさん 2016/07/02(土)23:01:50 ID:DB6
仕事をストレスなく進めることはできるようになったけど、それでめでたしめでたしとはあいかない

多少の細工では普通を演じられないところが僕が障害者たる所以なんだろう。
入力されたアンケートデータは、先方の手に渡る前に2度検品される。

1度目の検品は原則として入力者自らが行うのが慣例だ。
2度目の検品は1度目の検品者と違う人が行うのが掟であり絶対だ。(このことは1回目の場合と違い、マニュアルに克明に記されている)

だから、僕のミスは必ず露見する。
黙って直してくれる人が大半だが、たまにアイツに見られ上司に知られ、三日に一回呼び出される。

それも当然、仕事を続けるための苦肉の策で、あえて気を散らしているのだから。

でも、そんなことは面談では言わない。
申し訳ないふりをして「ごめんなさい、以後気を付けます」みたいな言葉をニュアンスを変えて繰り返す。

我ながらに白々しい。でも、仕方ない。


48: 名無しさん 2016/07/02(土)23:08:36 ID:DB6
ここに入社するまで発達障害者は知的障害者の上位互換だと思っていたが違った。

仕事を覚える速さは発達障害者の方が有利っぽいけど、作業の速さや正確さで僕では足元に及べない知的障害者もたくさんいる。

しかも知的障害者は軽度の場合、コミュ力は健常者と遜色なかったりもっする
でも国から受けれる支援は発達以上だ。

身体障害者や智的障害者のみなさんの苦悩を軽んじるつもりはない。
でも、もしかしたら、発達障害者は能力的にも社会的地位も最底辺でないかと、たまに考えてしまう。

そして、僕は人類最底辺でないかとたまに考えてしまう。


50: 名無しさん 2016/07/02(土)23:15:41 ID:DB6
終礼は朝礼と同じことを繰り返すだけ。

仕事終わりにケータイ見ると、高校時代の友達から今日の飲みについてのメールが来ていた。
正直に言う、このメールを見て約束していたことを思い出した。

悪気があるわけじゃない、楽しみじゃないわけがない。悪気はないんだ。

「ごめんですめば警察は要らない」とよく言うが「悪気はない」で済む優しい世界なら何が要らなくなるかなと少し考えた。

それはたぶん「ごめんなさい」なのかもしれない


55: 名無しさん 2016/07/02(土)23:24:38 ID:DB6
僕はADHDダメ人間なので、約束をすっぽかしたこともある。

メールの返事を書き忘れることも日常だ。

この友達は僕の障害を知らないけど、正体は知っている。
だからすっぽかされない溜の予防線としてメールをくれたのだろう。

別に本文にメールをくれた本当の理由が書いてたわけじゃない。
でも、僕には察しがつく。
それでもあえて忘れてたことは黙っとくし今更感謝も言葉にしない。

男同氏の人間関係でこんな言葉を使うのは少しキモイかもしれないけど、
言葉にせずとも伝わるものはあると思うし、口にしたとたん軽くなるきがするから。


58: 名無しさん 2016/07/02(土)23:34:39 ID:DB6
いつも一緒に帰る仲がいい同僚を会社の最寄り駅のホームで見送り
いつもと違う方向の電車に乗る。

見慣れない景色、久々に一人で乗る夕方の電車。予定調和からはみ出し、素晴らしい何かがもうすぐ僕を迎えに来るような予感で胸の中が華やいだ。

思えば金曜の帰りは寄り道することが多いが、それに気づいても浮足立つ心は止まらない。
コンクリートだらけの薄汚いはずの景色もきれいに見えた。


61: 名無しさん 2016/07/02(土)23:43:56 ID:DB6
約束の駅に着く。けど約束の時間にはまだ早すぎた。
駅前を探検するか、迷子になる可能性を考慮して、おとなしく本を読んでいようか

決めあぐねてうろうろしていると知らない男が親し気に僕の名前を呼んだ。
改めえてよく見るが知らない男。
でも、その声と笑い方には覚えがある。でも、信じられない

「ええ!?嘘?まさかAなのか?」

不覚にも駅前で素っ頓狂な声が出て、少し恥ずかしくて左右を盗み見る。
恥かしかったけど、同時にうれしくもあった。

Aと1年ぶりに会えたし、今日では初めて余所行きじゃない心からの言葉を話せた気がしたんだ。
それがうれしくて小さく笑った。Aもつられて微笑んだ。


64: 名無しさん 2016/07/02(土)23:54:32 ID:DB6
Aは昔はデブだった。ただのデブではなくて、体重3桁目前だったり、横幅が僕の2倍くらいあったりするガチ勢のデブだった。まさに体脂肪の権化。

そのくせ持参する弁当は園児が持ってそうな小さい弁当箱だった。
デカいAが小さい弁当からおかずをつまむ、アンバランスのお手本みたいな昼休みの光景は今でもはっきりと覚えている。

そして今のA。スマートで、背も高いからかっこよくも見える。
たった一年で、人はここまで変われるらしい。

もう一人のB(メールくれた奴)はまだ来れない。
Aとのんびり駅を歩きながら話した。

お互いの近況とか、アニメの話とか、Aのダイエットとか、ビリーズブードキャンプのすさまじさとか・・・
のちにBと合流して鳥貴族に入る


67: 名無しさん 2016/07/03(日)00:03:25 ID:tLw
AもBも僕も、今日来てない高校時代の仲間たちも、教室のヒエラルキーの最底辺で寝そべっているような連中だった。
浮いた話一つない、ある側面から見れば灰色の青春だった。でも、みんなが揃うと向かうとこ敵なしで居られた。

騒がしいイケてない集団はリア充サイドから見ると鬱陶しかったのかもしれない。
僕らはクラスの嫌われ者だったけど、当時はそんなの気にならなかった。
うだつの上がらない、か弱い僕たちでも、あの頃は心から笑えた。

それは今も変わらない。

会社での僕は「社会人」を演じる役者でしかなかった。
でも、Aと驚愕の再会を果たしてから、僕は僕に戻れたと思う。


75: 名無しさん 2016/07/03(日)00:18:57 ID:tLw
心はあの頃の、高校時代の放課後のサイゼリアにいた。
あの頃いつも一緒にいた奴らとあの頃と同じようにバカ話が出来ている。

それでもやっぱり、僕らが今いるのはあれから約7年後の「今」である。

10代から20台に跨る7年間はやっぱり何も変わらずにとはいかなかった。
僕は上に書いた通りのボンクラ。時給は最低賃金だ。
25になったというのに、そこら辺の高校生より稼げていないのだ。

結婚はおろか、独り立ちもままならない。
人生の王道からはみ出した僕と違い、AとBは高校時代失っていた普通を取り戻した。
Aは高校卒業後働き、今や一般的な会社では主任に相当する地位についてる。

Bは浪人して大学入ったから同級生としては遅く、4月に社会人になった。
まだ数か月とはいえ、正社員なのだから、職場で僕より多くの事を経験してるだろう。

少なくとも、アンケート入力のミスが多いと悩む僕よりは高い次元のことで悩んでいるのに違いない。

そしてAには彼女がいて、Bは今はいないけど元カノは何人かはいる。


76: 名無しさん 2016/07/03(日)00:29:46 ID:tLw
高校の頃、3人とも同じレベルにいた。
2人が初めて大人びて見えるようになったのはいつ頃だったけ?

最初に気付いた時はちょっとした差に過ぎなかった。
でも今は二人の背中が遠くに見えることが多い。
だからって悔しくもない、妬ましくもない。むしろ、幸せな人生になりそうでうれしく思う。
嘘じゃない、本当のつもりだ。

でも、ただ、少し寂しく思うう。そして羨ましい。
雲を掴むような焦躁感は、今日も見ないことにした。

これからも少しずつ障害者である僕と健常者である友達との差は開いていく。
見える世界も既にだいぶ違うだろう。

将来、今みたいに一緒に笑いあえなくなるだろうか?
友達でいてくれるかな?
自分はAやBと対等な友達だと、これからも僕自身の事を誇れるだろうか?

わからない。

でも、今はまだ一緒だ。
今はこの瞬間を心に焼き付けたい


78: 名無しさん 2016/07/03(日)00:43:50 ID:tLw
AとBの大人っぽさを垣間見たとき、この前見た夢を思い出した。
僕が見る夢はフルカラーフルボイスで、パラレルワールドの自分の人生を生きるみたいな夢が多い。

つまり、夢だということに気付かず、現実とかけ離れている仮初の環境や思い出を自分の現実として認識するんだ。

その夜の夢の中の僕は、永遠の子供だった。
小学生に入学したころから背が伸びず、顔だちも変わらなくなる。
それでも、みんなの助けを借りながら一応それなりに生きて、就職もした。

ある時、あどけない笑顔を浮かべた、背の低い不気味なオッサンと目が合う。
なんだかキモイと思った瞬間、そのオッサンは鏡に映る自分自身の姿だと気付いて、飛び起きた。

夢の中の僕は、自分の容姿については紅顔の美少年のまんまだと認識していた。でも知らないうちにオッサンになっていた。

これはまるで現実の僕と同じだと気付く。
同級生たちに追いつけず、今でも子供のような身分だ。
でも、だからって子供ではいられない。

夢の中の僕が身長を得られないまま美しさを失ったように、僕にしたってなにかを失いながら生きてる。
だからって、引き換えに何かを得た訳でもない。


僕は失いながら、生きてくしかないんだ。


81: 名無しさん 2016/07/03(日)00:49:08 ID:tLw
カラオケで朝を迎えたかったが、二人は明日も仕事だ。
解散になる。

帰りにケータイを見ると、友達の田中から今から家に遊びに来ないかとメールが来ていた。
リライフを帰ったら見ようと気分を切り替えた後だったから、少し迷ったが行くことにした。
友達と母さんにメールを書く。

今日の寄り道は、思ったより長くなりそうだ。


82: 名無しさん 2016/07/03(日)01:01:02 ID:tLw
田中は僕と同じく発達障害者だ。

僕が無職の頃、地域活動センターという暇な大人の発達障害者のための託児所のような施設に通っていた。
そこで意気投合し、友達になった人の一人が田中だった。

僕が今の職場で働きだして施設にいかなくなってだいぶ経つけど今でもたまに会う。
田中はアスペルガーで空気が読めない。

だからトラブルはそれなりに多いけど、持ち前の積極性を発揮して友達も多い。
実際田中を通して知り合った人も多いし、中には可愛い女の子も居たりする。

その子も居る事も少しは期待したけれど、今日は田中と田中の彼女里美さんと里美さんの兄、勝君が田中君の家に来てるらしい。

ちなみに田中を呼び捨てて、勝君を君付けしてるけれど、みんな僕より年上。
この中で年が一番近い田中も僕より6つくらい上。

近くのコンビニでおかしとジュース、勝君用のビールを買い、アパートに向かった。
ベルを控えめに押すと、すぐに里美さんがドアを開け、僕を歓迎してくれた。

変顔で


83: 名無しさん 2016/07/03(日)01:02:27 ID:Kvw
アスペは羨ましく感じることもある
アスペの人から見たら逆なのかな


86: 名無しさん 2016/07/03(日)01:09:20 ID:tLw
僕「んふふwwちょwwやめーやwww」
里美「アハハww大成功wwイッチ君おそかったねーwww」

ふと見るとまた変顔になっていた。
1秒耐えたけど、だめだった。

里美さんを無視して玄関を通り居間に入ると田中も勝君も変顔で待機。
だがしかし、3度も敗北を喫する僕ではないのだ!

僕も変顔で二人に迎え撃つ。
さあ、どうじゃ?

お前ら、笑って楽になってもええんやで・・・いやいや僕が・・????まけ

僕「wwwwwwww」
みんな「wwwwww」

オジサンオバサンが集まって何やってんだがwww
ま、悪くないけど。
その後ムチャクチャウノやって気付いたら寝てた。


87: 名無しさん 2016/07/03(日)01:16:11 ID:Kvw
大学出てるの?


89: 名無しさん 2016/07/03(日)01:23:57 ID:tLw
>>87
偏差値低い2年制のとこだけどね。
正直、ボッチだったら卒業できなかったと思う


88: 名無しさん 2016/07/03(日)01:22:38 ID:tLw
知らないうちに、掛布団と枕を敷いてくれたようだ。
お陰で風邪も引かず、体も痛くならず、清々しい朝を迎えられた。
隣で勝君が寝息を立ててる。

田中と里美さんの姿が見えない。きっと隣の部屋で二人で寝ているのだろう。
窓の隙間から入る風が、カーテンを音もなくなびかせる。その様子をなんとなく見ていた。

・・・いいなぁ。何にもしない、なんでもない朝も・・・

里美「あっはよー!!」ドアガタン
僕「ひぇ~!!!!!」
里美「ねーねーwwおどろいた!?おどろいたね??」
僕「あ、うん」

穏やかな朝が・・・勝君は毎度この程度では起きない。
生きてるかな?

その後里美さんと田中がフレンチトーストとソーセージエッグを朝食にと作ってくれた。
ソーセージと玉子2つの配置は田中のアイデアで違いない。
悪意を感じないことはないのだが、どう突っ込んだものか?

勝「あ、チ○コじゃん」wktk
ああ、勝君、それでよかったんだねwwwwww


90: 名無しさん 2016/07/03(日)01:26:58 ID:jtv
里美さんというのも中々賑やかというか厄介な性格っぽいな


95: 名無しさん 2016/07/03(日)01:33:51 ID:tLw
>>90
書き方が悪かったかもw
確かにちょっかい大好きだけど、気が利くし、心が広い素敵な女性だと思う。


98: 名無しさん 2016/07/03(日)01:37:06 ID:tLw
その後はテレビ鑑賞、不定期開催変顔バトル、勝君のフィギュアを一緒に愛でる、勝君と萌え談義、トランプ、ウノ、誰かが屁をこいたら犯人推理ゲーム、昼寝、昼食と
特に何もしないでただ4人で一緒にすごした。

特に書くことがない。
でも決して退屈はしなかった。

時間はただ寄り添うもので追う対象でも追われる対象でもないと、3人は思い出させてくれる。
時間の浪費に対する心配や、周りと比べて一喜一憂する浅ましさから解放された彼らのように、いつかなれたらいいな


107: 名無しさん 2016/07/03(日)01:52:56 ID:tLw
田中たち3人は5w1hいつも一緒だ。これは文字通りの意味だ。

田中と里美さん勝君の関係は友達だとか、恋人だとかを超越した、家族のような関係だ。
いつも一緒で、3人とも発達障害者でありながら息が合い、3人は絶対的にお互いの味方なんだ。その辺の家族より家族らしい。

田中たちは等身大かつ最大限の幸せな今を生きている。
ともすると、田中の人生は健常者から見ると普通のことかもしれない。

でも、地域活動センターでは友達もいないような同類の集まりでも孤独なおじさんおばさんがごろごろいた。

田中たち3人は発達障害者としては、いや、人としてとても稀有な存在だと思う。
世間から見たら、働かず作業所にも通わず、恋人、友人、兄妹で生活保護をもらい
のんびり生きる障害者は後ろ指をさされる存在かもしれない。

でも、僕は3人を心から尊敬する。

世間の雑音に耳を貸さず、自分たちの幸せを自分たちで定義する、人生に対するまじめさに。
僕もいつか、そんな境地にたどり着きたいっと思う。

そしていつか、田中みたいに、素敵な家族を見つけれたらと思う。


120: 名無しさん 2016/07/03(日)02:21:53 ID:tLw
夕方のおやつを貰ってから帰ることにした。
特に用事があるわけじゃない。
ただ申し訳なくて。

田中の家か里美さんの家で遊ぶ時はいつもご飯ご馳走になっている。
田中たちは金勘定に疎くて、金を払おうとしても受け取らない。
だから、遊びに行くときはおかしやジュースを多めにお土産として持っていくけど釣り合わない。

駅前に着いた。
田中の家は駅一つ分僕の家から離れている。
少し迷って電車使わないで歩いて帰ることにした。

今は昨日の退社後の帰り道の途中であること、長い長い寄り道の途中にいる事には変わりはないけれど
長い割にはアドベンチャー要素が足りない気がした。

どこかにドラマチックが転がってないかなと、すんなり帰宅できる手段をあえて放擲した。
AとBと会ったのが約20時間前だなんて信じられない。
自宅に帰らなきゃ、僕の昨日は完結しない気がした。

普通を手に入れ、更なる高みへ続く王道を歩くAとB
自分を過信も卑下もせず、等身大の幸せを手に入れた、邪道を行く田中たち。

普通を生きることを望むも叶わず、それでも普通に執着する僕は、王道にも邪道にもいない。
むろん覇道にもいない。
そもそも歩けてもいない。

思えば小学生の頃から自分の障害について知ってたくせに、何年か前まで健常者として生きてきた。
だから今は動けないのかも。障害者のくせに健常者のプライドに縛られている。

だから今は、動けないのも仕方ないということにしておく。
今を心から大好きだと言える境地にたどり着けると、僕は僕を信じる。
ただ、その時何もかもが手遅れになってなければいいと、それが心配。

おわり


122: 名無しさん 2016/07/03(日)02:24:02 ID:jtv
>>120


123: 名無しさん 2016/07/03(日)02:24:58 ID:Kvw
>>120
ありがとう


101: 名無しさん 2016/07/03(日)01:41:29 ID:Dxt

これだけをみると、平穏な日々にしか見えない


110: 名無しさん 2016/07/03(日)02:00:27 ID:tLw
>>101
そう。
本当に平和な時間だよ。
田中も里美さんたちと出会って、かなり前向きに穏やかになれた。


146: 名無しさん 2016/07/03(日)02:45:52 ID:tLw
一筋縄にはいかない人生だけど
お前らに幸あれ!!

いさなみすやお!!!


191: 名無しさん 2016/07/03(日)05:50:43 ID:jYw
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