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自閉症の子どもの言語発達を予測できるか、fMRI(機能的磁気共鳴画像法)で判定「上側頭皮質」の活動に差を確認|medエッジ



【要約】

自閉症の子どもは、言語発達をfMRI(機能的磁気共鳴画像法)を使って予測できる可能性があるようだ。  

研究グループによると、自閉症は、特に初期の言語発達の点で異質。
人によって言語発達が良くなる子どもと乏しくなる子どもに別れてくる
という。

自閉症では4歳程度まで言語発達が軌道に乗るかは不安定なまま。
それ以降に次第に軌道が安定して、長期的な発達を予測できるようになる。

研究グループはfMRIを用いて、言語発達が比較的良い自閉症の子どもを対象に言語への反応を検証。fMRIとは、磁気を使って体の構造を確認できる検査の一種。血流の程度を含めて検査できるところが特徴となっている。

結果として、脳の側面の表面に当たり、言語と関係があると見られる「上側頭皮質」の活動から判定できる可能性があると分かった。  

自閉症ではない健常児の比較対照と比べたところ、

自閉症でも言語発達が良い子どもでは、上側頭皮質が活発であると分かった。
それに対して、言語の発達が乏しい自閉症の子どもの場合、上側頭皮質の活動が低かった。
 

fMRIを使うと、自閉症の子どもの言語の発達が予測できるかもしれない。

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【管理人日誌】



FMRIによる測定は最近この分野で大活躍しているようですね。
しかし、言語の発達を予測した後、具体的にどうするかというのがまた問題になってくるのかもしれません。

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