自閉症と攻撃性に謎、遺伝子の突然変異とは無関係



20130121-4



【要約】

自閉症スペクトラム障害の人と接する家族や関係者は、本人の攻撃的な性格に直面することがある。  この背景には遺伝的な影響があるのか、研究グループは検証した。  

研究グループは、自閉症のリスクに関係した遺伝子「Pten」の突然変異を持つネズミの動物実験から、なじみのないネズミと一緒にしたときに攻撃的な行動を取るかを調べた。

 結果として、突然変異を持つネズミとなじみのないネズミを一緒にしても、攻撃性はみられなかった。
代わりに、突然変異を持つネズミは地面を掘り変えすなど、同じ行動を反復するようになった。


 研究グループは、

「人間に例えれば、家に見知らぬ人が侵入してきたときに、侵入者と向き合うことなく本棚の整理を始めるといった行動」

と説明する。  

自閉症の主な症状となる社会的な交流の欠如と反復行動がどういう原因で起こるのかはまだ分からない。研究グループはさらに検討を続けるという。  



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【この記事への反応】


「人間に例えれば、家に見知らぬ人が侵入してきたときに、侵入者と向き合うことなく本棚の整理を始めるといった行動」という喩えは、妙に納得しました。自閉症の人の攻撃性の研究ではなく「彼らを攻撃的にしてしまう私たちの謎」ではないかと思います。


マウスのお話。対象となっているのは PTEN 遺伝子。元論文の結果に比べて話がやや大きくなりすぎている感はあり。









【管理人日誌】




(これ、たぶん本棚に手をつけようとしたら豹変するんじゃないかな…)

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